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フランダースの犬

友人がアニメ『フランダースの犬』の最後について語っていたことが最近頭から離れない。


ネロが念願の絵を大好きなパトラッシュと一緒に見ながら天国へ旅立つ、あの涙を誘うシーン、友人は『死に間際に大好きなパートナーと一緒に夢を叶えられるって最高のことなのでは?』という見方を話してくれた。何も悲しいシーンではないと。


ネロはルーベンスの絵をいつか見たいとずっと思っていた。しかし、金銭的な理由で見ることが出来ず、その絵を想像することしか出来なかった。ルーベンスの絵を観るということを生きがいにしていたからこそ、あの日まで生きられたとも言えるのかもしれない。
現代では、直接ではなくともスマホやPCがあれば高画質で絵画は見ることが出来る。ネロのことを思うと、良いんだか悪いんだかよくわからなくなってくる。


夢は生きるための原動力になる。

叶わなくともその渦中に夢中になれていればそれも幸せなことだと私は思う。逆に何の変哲もない毎日の繰り返しが死ぬまでずっと続き、そのまま死んでいく方が絶望的で悲しい人生とも、今の私は思っている。


そうは言いながらも安定も欲しい。自分の事なのに何を求めているのかわからなくなる。経験値がまたまだ足りないのかもしれない。ぐるぐる考え、結局はバランスが取れていることが大事だな、という考えに落ち着いた。


今日は刺激を求めて色々動いてみようと思う。


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