2022年年末年始に向けて

考えを少し整理しておきたいので書き留めておきます。
※私は経済も金融もテクニカルも全くの素人です。

【第一部 現状確認】

前回10月の頭に半年先程度までの動きの想定を考えて記しました(前回のzigzagラインのまま更新されたチャート)。

日経225先物週足

その時点では夏の29230円は年内これを抜くことはなく、遅くとも来春に向けて24000を割り込む水準に到達するとした上で、その下落第一波(*1)は10月頭の25600円で終了しており、先に28000-28500を目途にした戻りが入るのではないかと推察しました。
目下、下落第三波(*2)が始まるかどうかの瀬戸際に立っていると考えています。

日経225CFD週足

上と同じ週足ですが、詳細が分かるように寄っています(CFDですので先物より80円高くなっています)。
4本のラインを引いています。上の30720と29230のライン④は今回関係ありません。
綺麗に引いていないのでずれていますが、今年の安値3月、その後の6月安値を結んだライン①。そのトレンドを10月頭の下落で下回ったため、そこまでの上昇トレンドは終了し、下落に移行したと判断しています(前回10月の記事)。
8月高値9月高値を結んだ抵抗ライン②を11月に抜けて最初の下落一波(*1)が終了したことが確定したと判断します。
10月の安値2週続けて付けているところを結んだライン③
この3本のライン(①、②、③)がほぼ交差しているのがちょうど今週になります。週末現在でそれぞれ27170③、27120①、26970②で、先物では27090、27040、26890。先週金曜日の安値が27120で近い水準にあります。週明けにて金曜安値27120、27090、27040まででは止まって切り返すこと、100歩譲って26890瞬間タッチから急速に切り返さなければ下落三波(*2)が始まっていると判断せざるを得ません(確定するのはあくまでも前回の安値25600割れですので、確定した時は今度は波の終わりを意識する時期?)。
基本的に三波目が一番大きい波になるのがオーソドックスですので、年末年始の後に、週足のボリンジャーバンド-2σの26150円付近で想定し得ることになります。

現時点で、私自身はまだ下落三波(*2)ではない、もしくは結果第三波であっても大きく戻りが入るとの立場のまま相場に向かっています(書き方が分かり辛いですが、戻りが入っても結果28500を抜けずに安値を割るならそれは下落三波の一部です。下落三波ではないというのは定義上28500を抜けることを意味します)。
日経平均金曜引け時点のEPSは2188円で、ナイト先物引け換算(現物ですのでプラス80円)27360円はPER12.5倍ぴたりの水準です。
PERの判断基準は詳細は有料メルマガから知識を得ていますので詳細は書けませんが、現在の相場環境内では13倍がニュートラル、12.5倍が弱気下限、12.0倍は暴落水準です。
CPI、FOMCを終えてホッとしたところでECBが0.5%に下げたものの0.5%を当面続けるつもりという声明にネガティブな反応を見せた状況です。週明けの日銀を残していますが、日銀の対応も来年には大いにマーケットを揺らす要因になるものの、週明けは大きな材料はない(80%以上)、もしくはあるとしたらポジティブ側(15%)、反応としてネガティブになることはほぼ考えていません。
元々遅きに逸した世界中の緩和引き締めですが、急速に引き締めた甲斐があって、インフレは一旦は夏をピークに落ち着きを見せています。ただし、現在は膠着が続いている戦争の行方、ゼロコロナ解除で経済停滞が和らぎそうな中国の今後の出方などで、当然、CPIの数字自体もまだ揺れはあるとは思います。「今」を見る限り、弱気下限を突き抜けて暴落水準に向かうファンダメンタルとは到底考えられません。FOMCもECBもインフレの数字を毎月じっくり確認しながら判断していくわけですので、アナウンスとしてはマーケットに間違っても引き締めが早期に終わると印象付けられてまた熱狂されるのを防ぐ意味もあり、タカ派継続的な発言になるのは当然のことで、この当たり前、かつインフレがコントロールされつつある現在、底抜けというのは合点がいきません。

感覚に過ぎませんが、11月末の28500以降の高値が、綺麗に切り下げが続いているのも出来過ぎていると思っています。
11/30:28490
12/13:28260
12/15:28110
そして急落。
・ニュートラル13倍は付けてもそれ以上強気になるネタはない
・高値を抜ける気はないので切り下がる

オプション売買動向は、私はアムロのポジションのみに注目しています。単純に最大シェアであることと、積極的にデイトレを行っていてまた相場の流れが当たっていることが多いと認識しているためです。参考にはしていますが、後追いのポジションはほぼ取りません。私の使い方は、日々公開されているポジション変化と自分のポジションの相違確認、大きく玉を入れ替えてきた時にアムロが入っている方向に対して警戒しながら反転タイミングを探す様にしています(デイトレでコロコロ変わるので、例えば大きな売りで夕方に公開されれば、それをどのポイントで買い戻すかなと想像する様な感じです)。
1SQが始まってからCPI、FOMC、そしてEBCでの急落と大きく動きました。その間のアムロの動向です。
・週明けでPUT281-PUT271までほぼ全域で薄くショート(下がらない)方向、CAL280をわずかにロングして上のショートもほぼありません(28000超える、上値の指定なし)。先物は小さく買い側で入ってきていました。
・CPI、FOMCというイベントの中PUT270、271のショートを徐々に積み上げ、同じタイミングでPUT280をショートからロングへ切り替えて積み上げています。CALは280を少しずつ積み上げつつ、CAL290を連日600、600と売っています。先物はFOMCまでにほぼ売り切りで3限だけでみるとノーポジに近い状態。
・急落に対してもポジションに大きな変更はなく、P280ロング、P270,P271ショートを維持、CAL側もC280を小さくロング増し中、C290ショート維持。先物は1000枚程度ずつ連日買ってきています。
日経225の動きとほぼ噛みあっています。CAL280より下を売っていることもないので、今のところはあくまで280を中心に振り回すよというポジションですが、この後、どこかのタイミングでC280をドテンするか、SQに対して上はないという形にするのであればC280に対してベアスプレッドでC277辺りに大きくショートを組んでくることになると思います。

【第二部 おまけ】
・私自身は12SQ終盤戦から自身の証拠金が大暴落中である
・相場は底抜けはしないを基本スタンスにしつつも暴落は思ってない時に起こるものという認識
・仮に週末の下げが良いところで切り返すとすれば、ほぼ大底で切っていることになるため、切った位置で再度買うことは考えない
・負の連鎖を断ち切るために大波を1ターン分、見送ってやり過ごす

現在持っているCALロングは現在価値50万未満ですので、PUT277ショートをどう処理するかを底抜けないのであれば年初の吹きに期待して持つつもりです。来週底抜けであればパリティで損失を確定、一度CALも全部外すことにして、再度リハビリ交じりにポジション再構築していきます。

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