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神が宿る木、椨。すみやま棚田の生命力

こんにちは
のんびり棚田ライフ 亮です。

今回は、すみやま棚田のシンボルともいえる「椨(タブノキ)」についてお話したいと思います。

すみやま椨展望所の由来となった「椨(タブノキ)」

「すみやま椨展望所」という名前からも分かるように、この地域には古くから椨が生育しています。春には新芽が芽吹き、夏には黒い実をつける椨は、この土地の風物詩の一つです。

大暑の頃のタブノキ

日本の照葉樹林文化の原点

「宮脇方式」で知られる故・宮脇昭氏は、椨こそが日本の照葉樹林文化の原点であると語っています。椨が自生していた場所は、土壌が豊かで生活に適していたため、人々が最初に開発し、集落が形成されたそうです。

しかし、開発が進んだ現代では、椨は鎮守の森や屋敷林などに限って見られる貴重な木となりました。

すみやま棚田に残る椨

すみやま棚田にも、いくつかの椨が残っています。誰が植えたのか、それとも自然に生えてきたのかは分かりませんが、一年を通して力強い生命力を感じます。

古くから人々は、椨を神聖な木として崇めてきました。神が宿る木、御神木として大切にされてきたのです。

すみやま棚田にお越しの際は、ぜひ「すみやま椨展望所」へ足を運んでみてください。展望所からは、雄大な棚田の風景を一望できるとともに、古くからこの地に根付いてきた椨の姿を間近で見ることができます。
椨の木の下で深呼吸をすれば、きっと心が安らぐはずです。

まとめ
すみやま棚田の椨は、単なる木ではなく、この土地の歴史や人々の暮らしと深く結びついています。椨の姿を見るたびに、私は自然の力強さ、そして、人々が自然と共存してきた歴史を感じます。

これからも、この貴重な自然を後世に引き継いでいけるよう、私も微力ながら貢献していきたいと思っています。

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