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オフ会を主催したきっかけ

当時の私は、とにかく家に帰りたくなかった。
家に帰れば、外面だけは最高に良いほぼヒモ夫に、精神的に虐げられる毎日だったから。
私の結婚生活は、諦めて過ごす日々はあれど、幸せと感じる日はなかった。
Twitterで非現実を味わうことが唯一の安らぎだった。

私が住む街は、皆さんが想像するような都会ではない。
住んでる人がそもそも少ないし、ましてや嗜好が偏るSMパートナーを探すことは容易ではない。
マゾとはっきり自覚してから、掲示板・チャット・出会い系・SNS・サークルなど様々な方法でパートナーを探したが、新幹線の距離の都会に出なければ、私が望むような人に出会うのは難しいように感じた。
多くのM女性が体験するような失敗も、色々したと思う。
一対一で会うことは様々なリスクを伴うし、どんなにメールで言葉を交わしても、実際に会ってみると、今までの会話はなんだったのか?と思うようなギャップ(悪い意味での)がある人も多かった。

時間を割いても見つからないパートナー探しに疲れていた頃、この街で裏アカウントの大規模オフ会を開催する、というツイートを見かけた。
当時、オフパコ界隈で影響力が大きかった女性が主催で、数十人規模の飲み会をするとのこと。
彼女自身が関わる人をある程度選ぶ人だったのと、女性が参加しやすいよう色々配慮されているように感じたので、試しに参加することにした。
立食形式で、名札(アカウント名でなくても可・書きたい人は性癖)をつけて、適当に話をするそんな感じ。
ちなみに美都は、『あい・ドM』で参加。
異様な飲み会に、最初は皆どうしていいか分からない様子だったが、徐々にうちとけそれなりに盛り上がっていた。
話してみると、当たり前だが、みんな普通の人で、最初から性癖オープンで話せる貴重な会だった。

日常の私を知らない人たちと、性癖について語れる会。
一回ではとても物足りなかった。
大規模なオフ会は主催者側に大きな負担がかかるし、頻繁にやるものではない。
私自身も、大規模なオフ会に何度も参加するのは身バレのリスクが大きい。
考えた末、自分で小規模オフ会を開催することにした。
もちろん、オリジナルである主催者にお伺いを立てて。

概要としては、
・同じようなオフ会を小規模で開催すること
・今回の運営の仕方を参考にさせていただくこと
・今回の参加者に声をかける可能性があること
・違いを出すために、テーマのある会にすること
この提案を彼女は快諾してくださった。

当時私は鍵アカウントで、フォロワーもリアルに繋がる可能性がない150人程だった。
そのため、オフ会の通知をしても10人集まるか集まらないか程度。
人数が増えれば増えるほど管理は大変になるので、一人で管理可能な程よい人数だったと思う。
各会ごとにテーマを決めて、2、3ヶ月に一度のペースで開催した。
テーマとしては、
・SM嗜好がある人の会
・性病について学ぶ会
・ハロウィン(コスプレ必須)
・ブルマ会(体操服コスプレ縛り)
・花見(美都の下手な手料理を食べさせられる会)
などなど。
主催者として色々気を揉むことはあったが、トラブルもなく楽しい飲み会ができたと思う。

ざっと書いたが、つまり美都のオフ会は二番煎じだった、というお話。
反響があれば、
・オフ会をするにあたり気をつけていた点、参加者の選別など
・各テーマのオフ会の詳細
・人の口に戸は立てられないという話
を書いていきたいと思う。

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サポートしなくても、感想や質問があれば何なりと。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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