今日も、孤独について考えてしまう。恋だの愛だのという言葉に溢れる世の中に、逃げ場がない。@2024夏
「出会える服、着てますか?」というキャッチコピーで、服を売らないでくれ。
ただテレビ番組を楽しみたいだけなのに、マッチングアプリの広告を流して全部を台無しにしないでくれ。
なんでもかんでも、恋、恋って、うるさいんだよ。それ以外にすること無いのかよ。
これを、自分で「負け惜しみだよな」と思ってしまうのも、結局、世間様の価値観に賛同してしまっているが故なのだから、悔しくて仕方ない。
心を尽くせる相手がいることは素直に羨ましい。時間やお金をその人のために使うことに喜びすら感じる、感じてくれる相手がいるということは、とても尊いことだと思う。
いつもデートは数時間だけだったあの人のことを思い出しながら、勇気を出して寂しさを伝えたらはっきりと「めんどくさい」と言われたときのことを思い出しながら、チクチクと心を痛ませることしかできない私は、恋に輝く皆様の眩しさに目を伏せて、息を詰めて、早足でその場から逃げることしかできないのに。
最近思うのである。私は誰の心の中にもいないが、私の心の中にも誰もいない。
友だちに連絡したくても、「こんなことで迷惑だよな」とか、「一時の気持ちの昂りだから、落ち着けば自分の中で処理できる」とか考えて、やめる。
もう、友だち付き合いも疲れてしまった。誰からも声をかけられない自分を諦めて、自分から声をかけていた時期もあったが、「誘った自分が色々やらなきゃ」という気持ちがありつつも、人と遊ぶという経験が少ないから、「これで合ってるのかな」と不安になったり、本当はめちゃくちゃ受け身人間だから、積極的に何かをするとすごく疲れてしまって。何より、時間や場所決めのとき、驚くほど、誰が相手でも、こちらからの働きかけがないと一向に話が進まないことに、全てを察して、苦しくなって、やめた。
誘って会ってくれるだけありがたいとか、本当にそうなんだけど、「友だち」に「会ってくれるだけありがたい」とか、なんで、そんな、下から思わないといけないのか?と思うのも惨めだった。私の思考が、歪んでいるんだろうか。でも事実、自分からアクションを起こさないと「遊ぶ」「ごはんに行く」とかのイベントが、一切発生しないのである。だから、嫌でも、自分がどの人にとっても「つまらない」どころか「興味すらない」人間であることを自覚してしまう。
そんな私が、恋人を作るなんて、夢のまた夢である。一度だけ彼氏ができたことがあったが、散々に傷ついて、汚い現実を見て、「自信」とか、他者に対する「信頼」とか「安心」というものを根こそぎ失くし、それを回復させられるほどの関係を築けている友人もおらず、新しい出会いもなく、もう、どうして私の人生はこんなにハードモードなんだろう。
職場とか、学校とか、人生の中で多くの人が通るような環境で一生ものの素晴らしい出会いをする人たちもいる中で、どこに行っても結局ひとりぼっちな私って、一体なんなんだろう。どうしてこんなに、人と関わるのが下手なんだろう。
こんなだから、夏って本当に嫌いだ。海とかプールとか、お祭りとか浴衣とか花火とか。友だちとか恋人がいれば、楽しみなイベントとして訪れるのであろうものたちは、私とは無関係である。旅行会社や新幹線のCMを見るのが辛いし、インスタで「浴衣ヘアアレンジ」とか「水着特集」とか流れてくるのも辛い。人から旅行のお土産をもらって喜びの後にほんのり薄暗い羨ましさを感じてしまうのも辛い。
私だって、海行きたい。プール行きたい。花火見たい。浴衣着たい、かわいい水着だって着たい。夏休み、したい。でも、全部叶わない。
1人でやればいいんだろうか?家族と、友だちと、恋人と、楽しそうにしている人たちの中、1人で、やればいいんだろうか?
インスタで流れてくる、かわいい女の子。インスタグラマー、インフルエンサー。まるで、この世界の主人公ですと言わんばかりの表情、出で立ち。あんな自信満々に写真にうつってみたいものだ。
ブランド物のバッグを何個も何個も「一軍バッグ」として紹介している、同い年のあの子。
毎日のように、カフェやらホテルやら、旅行やらの投稿をしているあの人。
そうなりたいわけではないけど、そういう「余裕な感じ」を見ると、心が、ぐーーーーーっと、遠くに追いやられる感じがする。嫉妬ではない。これはなんなんだろう。しかも、そういう人たちって必ずと言っていいほど、彼氏がいる。「彼氏いりません!」くらい言っている人がそういうことしてるなら、かっこいいな、と思えるのになあ。
最近、応援しているアイドルがいる。大好きなのである。インスタのストーリーとか、ブログとかを見るだけで、とってもハッピーになるのである。ライブに行ったときなんかは、もう、ときめきマックスである。いつもnoteには暗いことしか書いていないけど、オタクをやっているときは、実はとってもハッピーな人間なのである!こういう気持ちを文字にすることを増やしたら、もう少し毎日、前向きな気持ちで過ごせる時間が増えるのかな。