コミュニティマネージャー奮闘記「全体を見る」を書きたかった…
(以下、2023年11月当時に執筆した内容です。乱筆乱文ご容赦ください)
みなさん、こんにちは!
クリエイター集団「前田デザイン室(マエデ)」で、コミュニティマネージャーを務めているミッチーと申します。
前田デザイン室は仕事ではできないクリエイティブを楽しむ集団です。200名を超える個性的なメンバーが毎日、ざわざわと動き回っています。超アクティブな室長の前田高志さんと、多種多様なメンバーさんの良きパートナーとしてイキイキと活動してもらう環境を整えるのがコミュマネの役目!
今日はそんなコミュニティマネージャーのことを少し書いてみたいと思います。
コミュニティーマネージャーは全体を見る人
コミュニティマネージャーって何をやっているの?とよく言われます。
色々あるのですが、一つは「全体を見る」です。
全体を見る、と言われても漠然としていますよね。具体例を挙げて説明できないだろうか…と長らく思っていました。そんな中、直近で良い例がありました。
こちらのページをご覧いただきたいです↓
こちらは、CAMPFIREコミュニティさんに掲載されている前田デザイン室の説明ページ、主に入会希望者の方に向けたページです。つまり、「前田デザイン室とは何か?」をお伝えするための大切なページなのです。
そして、前田デザイン室は毎月、定例会というリアルイベントを開催したり、内部向けのオンラインイベントを開催したり、プロジェクトから発表があったり、毎月必ず何かしらの動きがあります。
そこで、前田デザイン室の正しい情報をお届けするため、毎月月初にページを更新する。これはコミュニティマネージャーの大切な役割の一つなのです。
ページの更新は、画像の差し替えだけなんてとんでもない!
ページの形式は決まっているのだから、毎月開催されるイベント部分のバナー画像と文章を差し替えるだけじゃないか。
そう思われそうですが、とんでもない! これは多数の関係者と連携するものであり、1日を惜しむ、時間との勝負なのです。
◾️スケジュール感(だいたいの締め切り)の把握
・今回の場合、12月1日 0:00に確実に更新する!ことが目標でした。
更新するには掲載元であるCAMPFIREさんの承認作業が必要となるため、最低2日は余裕を持たせたい。だから11月28日にはページを編集し、承認依頼を出さなければならない。
・そうすると、11月27日までにバナーがほしいところ
バナーを作ってもらうなら、バナー制作のリードタイムも考慮しないといけません。
・バナーの制作期間が仮に5日必要とすると、遅くとも11月22日には各種イベントの内容(ゲスト、日時、場所、テーマなど)が確定している必要がある
こう整理すると、11月頭の時点ですでに余裕がないことが分かります。そんな感じで常にゴールから逆算して考えます。
◾️進捗の把握、リマインド
つまりCAMPFIREページ更新者の役割とは、実質的にはあらゆるイベントやプロジェクトについて、進捗の把握とリマインドの役割も果たすことになります。
(もちろん、各イベントの担当者が把握すべきところでもありますので、うまく連携したい…)
一つのイベントのバナー制作ひとつをとっても、必要な情報は山のようにあります。
・開催日時
・会場
・テーマ
・登壇者の情報
などなど
例えば会場が決まっておらず、ほかに動ける人がいないなら、自ら探して会場を押さえました。(ようやく決まったと思った会場が諸々の都合で使えなくなったりなど、いろいろあって3回くらい探しました)
そうやってバナーを制作するために必要な情報を全部押さえていくのです。
全体を見ているからこそ提案したかった
結果的に、11月の情報から12月の情報に切り替えるにあたっては、こんなにたくさんの箇所を更新しました。
・キービジュアル
・12月定例会(イベント情報)
・前田の知らない世界(イベント情報)
・ピマズン(プロジェクト情報)
・デザインの必殺技アプリ(プロジェクト情報)
・代官山蔦屋書店(プロジェクト情報)
・アトリエZoom(メンバー特典情報の一つ)
でも実を言えば、以下の3つだけ更新すれば僕の役割としては十分でした。
・キービジュアル
・12月定例会
・前田の知らない世界
これ以上のことは誰からも依頼されていないし、誰からも怒られることなんかありません。
でも、普段から前田デザイン室の動きをよく見ている分、以下のプロジェクトでも大きな動きがあったことをよく知っていました。
・ピマズン → クラウドファンディング開始!
・デザインの必殺技アプリ → アプリの開発本格始動!
・代官山蔦屋書店 → 11月末からフェア開始!
なるべく正確な今の状況を伝えたい!
そこで、それぞれのプロジェクトリーダーに声をかけ、文章の作成を依頼したり、自分で文章を作って「こんな感じでどうですか?」と提案したりしました。プロジェクトのことはプロジェクトメンバーが主役なので、メンバーの意見を第一に尊重しつつ、なるべくご負担をかけないようにするという両立も考えました。
さらに、
・アトリエ
という愛称で親しまれるメンバー専用Zoomの記述が存在していないこともずっと気にしていましたが、このタイミングだ!と思い追記しました。
これらがスムーズにできるのも、普段から前田デザイン室全体の動きを把握し、メンバーとも丁寧にやりとりをして信頼関係を築いているからです。
広くそして深く
ありとあらゆるところと連携し、お願いし、把握し、裏を取り、確認し、より良くするための提案もし、自分でも手を動かし、期日までに完成させる。
こんな感じでコミュニティマネージャーは全体をよく見ています。
全体を見るというのは広く浅くではなく、広く、時には深く深く入っていくことも必要です。プレイングマネージャーに近かったかもしれません。足りないところで自分が動けるところは動きまくりました。
11月は本当にイベントだらけで色々なことが重なり、正直つらい場面が多かったです、それでも最後の最後まで細部を妥協せず、やり切った自信があります。失敗ももちろんありましたが、それも丁寧に丁寧にリカバーしました。
また、前田デザイン室のコミュニティマネージャーは仕事ではありません。金銭的・物質的報酬はゼロです。あくまで本業の仕事を持ちながら、自分の時間で、時に睡眠時間を削って、時に昼休みを使って、仕事中もアイデアや段取りを考えたり…(コラコラ)、しながらやっています。
それでも続けられるのは、続けたいと思うのは、メンバーをはじめとして関わってくださる方が喜んでくれるからこそ。温かいリアクションをいただけることに感謝しています。
この記事でご紹介した内容はコミュニティマネージャーの役割のごくごく一部。
また別の機会でお話しできたら嬉しいです。奥が深い!