陸の王者よ、野球の未来を変えてくれ
こんにちは!!北海道産青森県民のMitchionです!!
地獄旅記録は後日ちゃんと投稿しますのでお待ちください!!
突然ですが、昨日の甲子園の決勝戦、ものすごくアツい試合でしたよね?
私はちゃんと最初から最後までスコアブックをつけながらしっかり見てました!!
対戦カードは107年ぶりの優勝を目指す慶応とディフェンディングチャンピオンの仙台育英です。
結果は8-2で慶応が見事優勝を勝ち取りましたが、この優勝は野球界に一石を投じる非常に大きな優勝だったと思います。
高校まで野球を続けてきて今も野球をする私からの目線でなぜこの優勝が大きいことなのか語っていきたいと思います。
慶応がここまでSNSなどで物議を醸してきたのは「選手が坊主じゃない」ということです。
みなさんはどこか高校野球に関して「選手は坊主」っていう固定観念をお持ちではないでしょうか?
それと同時に「なんで?」とも思いませんか?
よくやる気を見せるという名目でやっているという話を聞くと思いますが、これって結構訳の分からない話ですよね?
でもこの話は野球界ではほぼタブーなのです。
ここ数年一気に坊主じゃないチームは増えてきましたし、甲子園でも度々見られるようになりましたが優勝したのは初めてのことだと思いますし、自分の記憶の限りだと甲子園でこのタブーに初めてチャレンジしたのも慶応だったのではないかとも思います。
そしてこうした坊主じゃないチームが勝ったことでついに「髪で野球はやらない」という至極当たり前の事実を世に叩きつけたわけです。
坊主はやりたい選手がやればいいんです。もっと自由でいいと思うんです。
そして、この自由な髪型を伝統ある慶応が認めていることが大きなことだと思うんです。
慶応は107年振りの優勝という通り、高校野球の黎明期からその歴史を作ってきたチームの1つです。
そんな伝統的なチームがいち早く髪型の自由を認めているんです。
さらに慶応は、長時間練習もしないなどといった他のチームには無い手法を採り入れて改革を行っています。
古くから歴史あるチームで悪しき伝統に振り回されることなく、今の時代に合致したスタイルにアップデートを行っていることは非常に難しいことであると思うし、だからこそこうしたことを行っていることはすごいことなんです。
でも伝統のユニフォームは昔のまま、いい伝統と悪い伝統を明確に区別して時代に則した野球をしているんです。
そういうチームが優勝したことで、こういう今までタブー視されてきた高校野球の悪しき風習をアップデートするチームが全国的に増えていって欲しいと思います。
スポーツの多様化で野球人口が年々減少していく中、野球が選ばれる競技であるためにもこうしたアップデートが必要です。
ただ、こうした流れをより大きなものにするには慶応がこの強さを維持することが重要なんです。
非常に難しいことではありますが、私は野球の未来のために慶応には頑張って欲しいと思います。
私は楽しみにしてます。なんと言っても「陸の王者」なんだから。
PS だからといって坊主を禁止にするのも違うのではないかと思います。やる気を見せる手段のひとつとして自主的にやるというのはむしろ歓迎すべきだと思うし、現実として坊主の方が機能面ではなかなか有能です。だから「坊主を含めた髪型自由」という感じで広まってくれればいいなと個人的には思ってます。坊主にしてもそうじゃないにしても「大人の価値観を選手に強制しない」ことが大事です。
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