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在宅勤務について

在宅勤務の準備を以前から進めてこられた企業もあれば、2020年春に突然導入を迫られた企業も多数あると思います。緊急事態宣言から4カ月近く経過し、在宅勤務についても、肯定的な意見や否定的な見解など様々な情報が出きているので、これから議論がさらに活性化して、成功のモデルケースや失敗事例などが紹介されていくことになると思われます。
私自身、在宅勤務歴が4カ月になるので記録に残すという意味と。在宅勤務できない人のために在宅勤務を継続する!という宣言として記事にしました。

【在宅勤務の経緯】

4月の緊急事態宣言を機に勤務先で「業務に支障の無い範囲で在宅勤務を推奨」という案内があり、社内で私が真っ先に在宅勤務に移行しました。
案内には「環境が整い次第、基礎疾患のある従業員や高齢の従業員から順次移行する」とあり、当時は、勤務先にリモート接続ができないなど、インフラ回りの環境準備ができていない状態でした。
しかし、リモート接続できなくても支障のない業務に携わっていたことが幸いし、多少の調整は必要でしたが、他の方に先駆けて在宅勤務に移行しました。
直近の業務に支障はないものの、勤怠管理や出社メンバとの連絡手段などの運用面も未整備だったため、先行する代わりに運用ルールや仕組み作りを行いました。

【勤務先の方針】

在宅勤務に乗り出した勤務先ですが、システム開発がメイン事業にも関わらず昨年までは在宅勤務に対して否定的な意見が多く、昭和のIT企業と揶揄されていました。
顧客に金融機関が多く、セキュリティ面の不安を払拭する材料を持ち合わせていなかったことも一因ですが、今どきノートPC紛失を恐れ、議事録を取るのでさえ手書きメモ。ましてやテレワークなんて。という風潮でした。
それが一転して、いざ在宅勤務をはじめてみると柔軟に対応できているようです。
これは、システム開発の現場で普段から隣の席にいてもチャットで会話していたことが功を奏したのではないかと推測しています(皮肉ではなく)。
システム開発のプロジェクトでは、チャットやwikiの環境を準備するのが習慣化しているので、報連相はチャットで、ナレッジはwikiに明文化して記録に残すといった文化が在宅勤務とマッチしたのはないかと考えています。
ただし、業務内容、部門長や顧客の意向によっては、出社を基本としている部門もあり、長年培われた仕事のやり方を変えるのは難しいのかもしれないと感じる面もあります。

【在宅勤務のメリット】

私にとって在宅勤務の最大のメリットは通勤しなくて済むことです。通勤しないことで、満員電車で体力を消耗しない、電車遅延を回避できる、感染症の感染リスクが減る、出社準備などを含めて3時間近く時間の余裕が生まれる。といいこと尽くめです。
ただし、通勤しないことで生活の質は向上しましたが、作業効率が上がる直接的な要因ではないと感じています。

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勤務先でも、在宅勤務前後での作業効率の変化を気にしており、アンケートが行われました。
私は、作業効率の向上に寄与している要因として、割り込み作業が発生しない点、雑音がない点、昼休みに横になることで午後の集中力が上がる点を挙げました。
逆に、PC画面が小さい点、作業スペースが狭い点、参考資料が電子化されてなく手元にない点などを改善点としました。
結果、改善点があるため在宅勤務前後でトータルの作業効率は変わっていないものの、ノビシロがあると評価しています。

【出社せざるを得ない/出社したい】

業務都合で在宅勤務が困難な方もいらっしゃいます。
勤務先を見渡すと、紙で届く請求書を扱う経理やインフラ周りの環境整備を行ってくださる方たちは、出社せざるを得ない状況にあります。
他社様では、機械や設備を伴う製造業、商品、製品を扱う小売業、対面での接客が必要なサービス業と、在宅勤務が難しい業種・業態が当然あります。

また、私が在宅勤務にメリットを感じる一方で、職場にメリットを感じ、出社したいと考えている方もいらっしゃいます。
自宅の通信環境が整ってなくリモート操作が重い。仕事用のプライベート空間を確保できない。家族の会話が煩くて集中できない。など自宅環境に課題を抱えている方。ノンバーバルコミュニケーションを強みに仕事をしてきたので非対面に慣れない方。新入社員と教育担当で対面でOJTを行いたい方達など。制度上は在宅勤務可能であっても出社したいという声があるようです。

【いま私にできること】

出社している方が、緊急事態宣言中は電車もオフィスも人口密度が下がり快適だったが、最近は以前の状態に戻りつつあると残念がっていました。

そのため、私は、出社する方達が満員電車に乗らなくて済み、オフィスの人口密度を少しでも下げれるように、在宅勤務を継続したいと考えています。

唐突に致し方なく始まった在宅勤務ですが、業務特性やライフスタイルに合わせて、在宅勤務、ワーキングスペース、出社など、自由にを選択できる日々が訪れますように。

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