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4/22-28 ドタバタ日記

22日
久しぶりに少しのんびりした時間を過ごす。
今日くらいは、許されてもいいはずだ。しかし、やらなければならないことは、減ってくると自然と増えるものだ。バイト先に入り浸って細々した作業を進める。こう振り返ると、この作業の時間も苦痛ではないのだと気づかされる。


23日
話すこと、会話を続けることはいくらでもやりようがある。それは、脳みそが受信したフィーリングや言葉を考えナシに声帯へ送り届けているからだ。いわば、この間脳みその管理者は、見もしないでただ回ってきた書類にハンコを押しているだけにすぎない。その代わり、声帯にいる現場の作業者は、ヒィーヒィー言わざる得ない。
しかし、面接となると立場が逆転する。管理者は、送られてきた書類を凝視する。ハンコを押すのに時間がかかり、デスクをちゃぶ台返ししようと手を伸ばしている。作業者はというと、下手なことを言わないよう休憩室でたむろっている。


24日
勉強を再開させようとも、面接練習が立ちはだかる。
思うように机に向かえないことに焦りや怒り、いろいろなフィーリングがやってくる。物事には、トリアージがある。どの色のリボンを腕に巻きつけようか。
僕の足元は、カラフルなリボンに縛り付けられている。


25日
世間的には、ゴールデンウイークは、待ちに待った休日なのだろう(一部の職種を除いて)今年は、GW反対と書かれたプラカードを掲げて道路を封鎖したくなる気分だ。面接練習をするにあたって、相手して下さる方はそれを生業にしている。職業であるから、福利厚生があって、休みがある。当たり前ではあるが、サービス受給者からすると、このブランクは厄介だ。
どうにかして、相手を見つけるか、自分で独り言をつぶやくか。


26日
団地の調査に2つのエリアを見て回った。
こうやってまじまじと見ると、ただの箱物であるはずが面白味を感じる。団地というとコンクリートで固められた押し付け住宅のように捉えられるが、現代はそうではない。今住んでいるマンションより、条件や環境が優れているのではないかと思う。そう考えたら、ポジティブな目線に切り替わって、そこでの生活に豊かさを感じる。
予定では、半日で終わるはずが、気づくとほぼ一日をかけてしまった。それでも、良かったと思える。「団地マニア」なんて言葉があるかは分からないが、そんな言葉を聞いても驚きはしないだろう。むしろ、首を縦に振るのだと思う。


27日
法事のため、今日から数日実家に顔を出すことになった。
長距離移動は、見た目に反して想像以上のカロリーを消費する。宗教は、細かく分類すると複雑な構成で成り立っていることが分かる。いわゆるそれぞれの家系の宗派だ。お寺さんの住職さんは、ありがたいお言葉の途中途中で、2曲歌い始めた。僕の想像していた念仏とはかけ離れていて、これも一つの形なのだろうと思う。

街中は、観光客だらけで特に外国人の人を多く見かけた。実家は、ド田舎にあって車社会の世界だ。そんな中、チャリンコで山を登っているのだから、心配になる。頼むから、これで挫折して「日本に来ても疲れるだけだったな」という感想で終わらないでほしいと願う。


28日
昨日今日と続いて、あちこちに顔を覗きに出す。この年代なのだろうか。それとも田舎だからだろうか。とてつもない人脈なのだと膝が震えながらそう語っている。その後は、家中の片づけだとか、買い出しだとかで慌ただしい雰囲気であった。そんなところに僕がいても荷物を置くスペースを塞いで横になっているだけだから、ワーキングスペースとやらに行ってみることにした。
1日使い放題で800円
普段、都心にいる僕からすれば、この価格帯は壊れている。もしくは、人の波が押し寄せて、作業どころではなくなってしまう。きっと地方ならではの価格帯なのだろう。それにポジティブな意味で人もまばらであった。いつもと違う環境での勉強は、とても新鮮でたまにはいいと思えた。

家に帰ると、アクセサリー類を床に並べて女性陣がドタバタしていた。


ドタバタ日記 2024年4月29日
Tune of the One weeks / 今週の一枚

・Jack Russell / PHONO TONES

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