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ドタバタ日記 10/7-13

7日
パッとしない時間にアルバイトが入っていると、パッとしない時間に起きて、ソファで横になりながらも意識朦朧の中、目をショボショボとさせながらもバイトの準備に取り掛かる。それでも、開始を知らせるチャイムを聞けば、声は出るし、眠気をどこか遠くへ払いのけれる。この切り替えには、責任だとかビジネスといった大それたものではなく、ただ子供たちの持つ底の見えないパワーに僕が負けて降伏しているだけなのだろう。


8日
学校の仲間と、朝活を再開させる。といっても、ただワンコインの朝食を食べて、昼過ぎの講義まで各々作業している殺風景なものだ。それでも、今まで1年以上こうした生活を送っていたわけで、僕にとっては、どこか懐かしさを感じさせる。
けれども、大きな目標は達成済であるからして、昔以上な集中力は失われている。


9日
アルバイト先にベトナムから来日された方が入ってきた。僕からしたら、言語の違う他国に働きに行くなんてことは脳みそも想定していないことだ。しかし、その方は、声でのコミュニケーションもある程度できて、家も借りて住んでいるらしい。たまたま、通路の掲示板に多言語での案内があって、ベトナム語を見つけたときには、興奮していた。発音を聞いたが、何を言っているかさっぱりだった。
ちなみに意味は、「ものを載せるための移動手段」だそうだ。日本語表記には、「貨物用エレベーター」とどの言語よりもデカデカと書かれていた。


10日
筋トレの中で好きな部位は、腕である。細かく分けるならば、前腕・三頭禁・二頭筋の順で好きだ。王道は、胸だとか背中と言われるが、自分自身の視界で目に入りやすいのは、自身の手や腕であって、何しろ身長が高い分、細く見られる腕をどうにかしたいがために、あらゆる種目を調べてきた経緯がある。
程度を考えずに行うと、その日の風呂場で腕が上がらず、頭を洗えない事態にもなるが、そうした痛みもどこか好ましい。


11日
友人が、来年度に使用されるパンフレットに載ることになったと聞いた。そのためのインタビューであったり写真撮影も済ませたと言ってきて、少し羨ましくも感じた。何をもって選ばれたかは謎であったが、であれば横にいる僕に声をかけてくれてもいいのではないかと思ってしまう。どこか枠があったら推しておいてと言い残して、腑に落ちないまま帰宅する。今のうちに語ることをメモっておいてやろうか。


12日
本来、友人らと予定を合わせて出かけるつもりだったが、リスケをしてそのまま空白の状態にあった。アルバイトを入れればいいものの、シフトの提出も過ぎてしまって、久しぶりにドフリーな1日となった。たまには、ソファに横になって、片手にお菓子を置いて、もう片方にはリモコンを手に取る最強の二刀流スタイルでいいじゃないかと思う。
少しでも見栄えをよく見せようと、日が沈むギリギリになってランニングをしに空の下に出る。人間という形をなんとか保てた。


13日
地元の友人らとボルダリングをしに行く。普段の筋トレでは、鍛えられないような動きをするから、変なところに負荷がかかって非常に面白かった。半年に1回くらいは、行ってやってもいいと思える。かつて成績優秀だった奴も、大人になっていくとだんだんと悲しい姿になっていたり、そうした意外性は、何年かぶりに会って話して分かったりもする。それにどこか救いをも感じる自分もいるが、こうした機会は必ず必要なんだと常々に思う。ただ、終電を過ぎてのオールは、必要でなくてもいい。僕たちは、確実に歳を重ねている。


ドタバタ日記2024年10月17日
Tune of the One weeks / 今週の一枚

・Endless Summer / Gotch

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