ドタバタ日記 9/30-10/6
30日
休みをもらって、小さなライブ会場に向かう。このような近い距離で対面することができるのは、興奮したし、最高の夜になった。音楽が好きな人だけがそのハコに入って、この音が好きな人だけが国籍やルーツの違いを突っぱねて腕をあげる。ホールではなく、ハコだからこその空間は、写真だけでは表現できないものがある。
1日
社会的には、今日を境に下半期に突入した。ソワソワとし始める中、僕は同期交流会や正式な通知書が手に届いたこともあって、ようやく落ち着くことができた。思いがけない久しぶりの再会や新たな出会いをそっと抱きしめながら、膝に手を添える。区切りであって終わりではない。その先も走っては、たまには歩いたりバシャバシャと水たまりの上をあえて進んでいこう。
2日
住民票を取るために役所に向かう。最近ではコンビニでも入手できる方法があるが、気分的に役所で手にした方が重厚感というものを感じれる気がする。そのため役所に足を運ぶ。ゲートを潜ると、そこには昔の歌舞伎や民俗的な展示が行われていた。時間帯も相まって、役所内全体に人はおらず、受付のおばあさんが2人の中で話し込んでいるだけであった。プロジェクターには淡々と流れている映像資料集だけがせっせと動いていた。人が来ないことを分かっているような空気で悲しくもあったが、僕も僕とて横目で見ることしかできなかった。どうか機会ではなく、人でにぎわってほしいと願う。
手続き自体は、すぐに終了した。
3日
筋トレをするたびに手首への負荷が強まっている感覚を覚える。そこで手首を保護するリストバンドをECサイトで検索する。手にすることができないカートへ商品を放り込もうとしたが、以前友人に冗談交じりにプレゼントとしておねだりした記憶がある。いまここで僕が購入して、その後友人が本当に買ってしまったら2つあるリストバンドの行き場はなくなってしまう。
しばらくは、様子を見ることにした。
4日
帰り道に歩いていると、小学生の2人組が戦いごっこをしながら下校をしていた。思い返せば、僕も下校時には鼻くそをほじりながら石を蹴りながら帰っていたり、友達らと川のあるところまで寄り道したこともあった。
そう考えると、どれほど技術や時代が過ぎたとしても少年らの感性やそうしたルーツというのは変わらないことに安堵した。
5日
友人に約1カ月ほど遅れてようやく誕生日プレゼントを渡すことができた。遅れたのには理由があって、決して忘れていただとか悩んでいたとかではない。ただ会えるタイミングがなかった。しかし、無理してでも会おうと思えば会えたのは事実。一方、なんだかクールさに欠ける気がして落ち着くことにした。
その友人とは毎年贈っている仲で、内容もさほど変化はない。しかし、今年はくれなかっただとか一瞬でも思われれば、どこかでポイントみたいなものがなくなっていく気がした。
とにかく渡せたし、喜んでもらえたようで全てが報われた。
6日
夜、バイト先から帰宅していると世話になっている先輩と偶然会った。色々良くしてもらっていて近況報告やら雑談をしていると30分以上立ち話していた。
どれぐらい立ち話をしていたというと、途中で友人にも会って3人で再び話し込むほどだ。よく道端にいる話しているおばあ様方の気持ちが分かった気がする。
だが、男女2人が駅の改札口の前で話しているのはこれからも理解できない。
ドタバタ日記2024年10月8日
Tune of the One weeks / 今週の一枚
・Where Do We Go? / OKAMOTO'S