8/19-25 ドタバタ日記
19日
前途多難
ジムを契約するのに自宅からチャリンコに乗り込む。説明に30分の時間を取らされたが、実際に10分足らずで終了した。後に詰まっているバイトに向かおうとすると、チャリンコの前輪が動かなくなった。
ダイヤル式のカギを前輪に引っかけていたが、正しい番号をセットしても解除されることはなかった。チャリンコと聞くと値段も安そうに思えるが、20うん万円する電動自転車のため、値段も重量も軽いものではない。その場で30分近く、脳みそや腕力を使ってガシガシやっていたが、周囲の目が不審者を見る目になっていた。そそくさと20kg以上あるチャリを担いで近くの自転車屋に駆け込む。
チョッキン
心のなくあっさりと鍵を切った店員は、こんくらい楽勝ですよと他の作業の片手間に僕の自転車はお役御免となった。まあまあな代金を支払って急いでバイト先に向かう。
20日
抱きしめるアナログ
新幹線のチケットを購入するために駅構内の窓口に向かう。同じ目的の人たちがゾンビのように徘徊していてモニターに映し出されたその数は、48組と示されている。友達同士で来ている人もいれば、おひとりの人もいたり、外国の方も見られた。
いまどきオンライン化すれば、窓口の人もあたふたせずに済んで、精神的に穏やかになり、私たち消費者からしても時間の短縮にもつながる。それでも、列に並ぶのは、学割の適用のためであって、そうした諸条件を乗り越える人たちが緑色の受付に集まるのだろう。脳みそも肺も心臓も緑色に染まる。
21日
流水
単発でのバイトが流れるように定期的にスケジュールに入ってくるようになった。といっても、長期間の契約を結んでいるわけでなく、単発の契約を毎回その場で結んでいるような不思議な関係性に行きついた。だから、いつクビを飛ばされてもおかしくはない、不思議なんだけど不安定で次のシフトが組まれるまでヒヤヒヤする。
それでも、自由に動けてこのままでもいいかと投げやっている僕もいる。
22日
バレーボールをする予定が自チーム分しか人数が集まらなかったことから急遽キャンセルとなった。しかし、飯を食いに行くついでに適当に遊ぶ予定がそのまま横にスライドしていった。ボウリングやゴルフ、ダーツといった「遊び」は、遊びの中でときに武器になる瞬間が存在する。何かの拍子でそのような「遊び」の場で行くかもしれない。そうした機会のとき、嗜んでおいておけば、潤滑に立ち回ることもできるし、自身をアピールすることだって可能だ。だから、遊びであって、ある種の訓練なようなものだ。
23日
バス停で時間を気にしながら到着を待っていると、やってきた犬にガブリとやられた。噛まれた感覚を感じ取った後、振り返るとそこにはリードで繋がれた犬とその飼い主が通りすぎるところだった。飼い主は犬にコラとしつけをしながら僕に頭を下げてその場を立ち去った。幸い、ズボンに唾液が付いたくらいだったし、バスも到着していた。
まだ、遠い距離だったとき、じろじろ犬を見ていたのが気に障ったのだろうか。より一層、猫派に身を置くようになった。
24日
バイトの帰り道、チャリに乗りながら信号待ちをしていると、視界の右側に「緑色のなにか」がうごめいていた。焦点を合わせると信号機の柱をよじ登っている「カマキリ」がいた。何を思って登っているのか。頂上にたどり着いたとしても木の実なんてものはないし、そもそもツルツルな表面をよく登ってきたなと感心までも向ける。しかし、信号が青になると急にどうでもよくなってその場を走り出す。
25日
自由になって楽しんで
史上最短距離での席をゲットしてLIVE会場に向かう。開場30分前に着けばいいだろうと余裕をかましていたら、移動の途中で半数以上のグッズがsold outになっていた。唯一手に入れた一点を握りしめて席を探す。
僕たちは、意識しなければ他者・周辺環境にまで頭を回せない。故に、誰かのために何かを成すことは、小さな事であってもステキなことだし、脳みそも非常に豊かな人なんだと思う。大小問わず多くの問題を抱えている社会の中で、頭を回しまくって成す人を尊敬したいし、そうした人になりたいと思える。閉幕後には、募金箱の前に人の列が作られていた。まだ社会には、光があるのだと強く思う。
ドタバタ日記2024年8月28日
Tune of the One weeks / 今週の一枚
・Wonderwall / オアシス
再結成の知らせを聞いた時には、デマなのではないかと疑った。来日した時のチケット倍率は考えたくもない。