みっちー

ライター・編集者/シンガーソングライター

みっちー

ライター・編集者/シンガーソングライター

最近の記事

令和の時代に『成りあがり』を読んでみた。

僕は糸井重里さんが好きで、彼がインタビュアー、構成、編集を担当しているこの本にたどり着いた。 矢沢永吉さんといえば、僕が小さい頃には すでに「成り上がっていた」姿しか知らない。 ライブでは、お客さんが曲にあわせてタオルを投げ、バラエティやCMでも「なんか、個性的な人だな」ぐらいにしか思ってなかった。 そんな矢沢永吉さんの生い立ちから読み進める。 父を早くに亡くし、おばあちゃんと二人暮らし。 お金もなく、中学くらいにはアルバイト。 エレキギターに出会って音楽をはじめる。

    • 失われゆく日本語

      シンガーソングライターとしながらライター、編集者として働いています。 社内では、いつもTokyo FMが流れていて、最近の話題となっている曲やプロモーションとして流れ続ける曲までさまざま。時には、懐かしい曲がかかることもあります。そんな音楽に時々耳を奪われながら、仕事をしているのですが、若手アーティストの素晴らしい歌声や演奏を分析したりするのが楽しかったりします。 「ああ、このアーティストが好きだから、このアレンジなんだ」 「海外であの曲が流行っているから、この曲調なんだ

      • シンガーソングライターからライターとして

        ライターとして2年、編集者として1年のたった今、書籍や雑誌、インタビュー記事などを担当しています。それまでシンガーソングライターとして音楽活動してきたわけなんですが、「書く」ということについては全くちがっていました。 取材から原稿を作る場合では、ただ録音した音声を文字起こしすれば良いわけではなく、どうやって取材対象者のことばや思いを読みやすく「翻訳」するかをいつも考えながら書いています。また、話の順番を変えればスムーズに読めることもありますし、読むときのリズム感もとても大事

        • ゴールテープ

          今日もおつかれさまでした。 まだまだ寒い木曜日。 終わりが見えてきた木曜日。 束の間の木曜日。 うまい具合の腑抜けた一日。 家でひと息、もう明日の終わるころを考える。 月曜日に引いたゴールテープを明日、笑顔で切れたら最高じゃないか。 がむしゃらな人も、ときに窓の外の景色をぼーっと見ちゃう人も よくやりました。 僕にとってもその木曜。 もっともっと書き綴っていくはずが 明日のほう、明日のほうへと導かれていて 今、そっちへ行く。 だから、また明日。

          ライトプレイスを見つける

          たくさんの地域や国に行ったことのある人なら分かると思いますが、 必ず自分に合った場所、合わない場所がある。 自分に合った場所ならずっと自分でいられる感覚があって、なぜか良い縁もできたりする。 逆に合わない場所なら、なーんだか疲れたり、変な人に出くわしたり、 気分も良くない。 だからせっかく書くという場所に縛られない働き方をしているなら絶対に自分に合った場所、つまりライトプレイスを探してみると良いと思う。 毎日を、いかに気分良く「良い一日だったなー!」って終えられる

          ライトプレイスを見つける

          書く書くしかじか

          タイトルに深い意味はありません。笑 でもね、ここ数日noteやらTwitterで書くことが当たり前になってきて 書くの楽しくなってきました。 元の始まりはというと、シンガーソングライターをしているので、歌詞から書くことからでした。 そもそも今いるライターさんの始めたキッカケってなんなんだろう? 小説が好き、日本語が好き、場所に縛られず働きたい、一人になりたい きっと色んな好きがそこにはあるんだろうなー まぁ結局、かくかくしかじかの事情があるのかも知れませんね。

          書く書くしかじか

          楽は結局損する

          今年からフリーランスでライターをやっていくことに決め、バタバタと動き回っています。 決して"楽"な道ではありませんが、新しい日々の発見や仕事や人の縁が繋がっていくのに"楽しさ"を感じています。 以前の会社では仕事も慣れ、居心地も決して悪くない環境でした。 ちょうど楽を感じ始めていた時期でした。 しかし、僕は楽を感じてしまうと危機感を覚えます。 だって、その楽の先には明日の自分はいないから ちょっとだけ頑張らないと見られない景色や、ちょっとだけ工夫しないと完成しない

          楽は結局損する

          息をするように続けていく。

          フリーランスのライターとして仕事を始めるようになって、当たり前だけど、ずっと書いています。 そしてずっとなにか読んでいます。 そして応募したことも忘れているくらい片っ端から「ライター募集」の文字が見えたら応募している。 息をするように。 以前はライターとは全く関係のない会社にいました。 仕事から帰ると疲れ果てて、さっとご飯を作って、頑張ったご褒美で甘いモノを食べ、Youtubeやテレビを見て1日を終える毎日でした。 1日を大事にするというよりは消費している毎日でし

          息をするように続けていく。

          流されない。

          2022年になって新しく目標を立てたり、新しく計画を立てたりしている人もいるかと思いますが、 夢や目標を持つことはこの時代特に大事だなと思います。 なぜなら、自分に軸がなければあっという間に他人の意思に流されてしまうから。 この"他人の意思"というのは、 たとえばテレビやYoutube、インスタ、TwitterあらゆるメディアやSNSです。 それにNetflixやAmazonプライムなど挙げればキリがありません。 僕たちの周りには娯楽が溢れていて、時間があればその

          流されない。

          全て循環

          これは願望も込めて。 どこかで見たのか、聞いたのか忘れてしまった話なのですが、 ある時、一人の男性がラーメン屋さんに行き、「すいません!」とそこの店長に注文をしました。 ただ、そこのラーメン屋の店長はとっても不機嫌で、テキトーな受け答えで注文を受け取ると、作ったラーメンもドンっと置いていかにも不機嫌な感じだったそう。 それを見た男性も「何なんだこの人は」という感じで不機嫌になり、サッとラーメンを食べ、お会計を済ませ、家に帰りました。 その男性は家族がいて、家に帰ると

          貫くということ

          自分がこれだ!って決めて貫いて生きているときに限って右から、左から手を引っ張られる感覚がある。 やっぱりこっちを選ぶべきだったのかな? あれ?もしかして道を間違ったのかな?って。 そんな迷子を助けるのは、誰にも見られないようにギュッと心に隠し持った将来最高の一枚の写真なんです。 もしくは自分にハッパをかけるため、夢や目標を周りの人に言っている人もいるでしょう。 行動を起こしてもなかなか良い報告ができないような状況。 そんな時に限って、今はどうなの?って言われるでし

          貫くということ

          旅の途中

          あれは、2019年春のこと。 僕は初めて海外へ行くことになった。 場所はベトナム。一年中蒸し暑く、信号のない道路には多くの車やバイクがなぜか事故もなく颯爽と走り抜け、忙しなくクラクションが鳴り響く。 そもそも行くことになったきっかけは友人Sから一緒にライブに出ないかと誘われたからだ。 僕はたまたまギターを弾けた。 そのSは歌手として活動していた。Sは交友関係が広く、その人脈もあって今回ベトナムに以前から交流のあった知り合いに誘われ、ライブをすることになったのである。