8月4日付手紙より返信。それと、「今回の下落と今後、他」について。
<今回の下落と今後、他>
8月2日、日本で史上2番目の下落幅となった株式市場ですが、少なくない人が一気に不安に包まれた事でしょう。
結論から言うと、長期なら全く心配なく、むしろ喜んで買う時です。
本物の割安で買えます。今以上に下がっても長期なら問題ありませんし、ラッキー!です。
中・短期の人は損切り、それも思惑と違えば即座に処分できる損切りで買えます。
8月3日のニューヨーク、600ドル以上、下げましたが、日本が超弱気になってるなら8月5日は下げからスタートし、不安定な週になりそうです。
今回の下げは、アメリカの質量率の上昇が、景気悪化の予兆では?という事と、日銀が早々と金利を上げたことで円高となり、企業業績の悪化が予想されたからです。
アメリカの失業率は6月4.1%、7月4.3%でしたが、関係者の予想は横ばいであり、増えた事に過剰に反応しました。
3月は3.8%でしたから、悪化し続けているという解釈です。
過剰の理由は、前年同月比で7月の失業者数が21%も増えたからでした。
アメリカでは元FRBエコノミストのクローディア・サームの考えた「サーム・ルール」という公式があり、
「直近3ヶ月の平均失業率が過去1年間の最低値を0.5ポイント上回れば景気後退スタート」
となる、というものです。
今回、7月で0.53ポイントの上昇となり、早速、反応したわけです。
FRB議長のパウエルは、必ずしも当てはまらん、と声明を出していますが、これまでのセオリーは、やはり外れています。
失業率の上昇には、移民も含められるので、自然と上昇したこともありました。移民が増えたからです。
4~6月期のGDPは2.8%で良好です。
個人消費も堅調です。
しかし、データ、真実よりも、景気は人々の「気」に左右されるので、アメリカ人のセンチメント、感情が弱気になれば悪化します。
私は、従来言われてきたハードランディングは無いと見ています。
日本に目を向けると、円安はダメと言ってきたのに、円高で急落とは矛盾しています。
結局、センチメントなので、どっちでも大した変わりはない、どころか、円安の方が良かったのです。
近時の企業の為替レートは135~140円から145~155円、平均147円になってるので、それ以上の円高はマイナスです。
もっとも、資材、資源を輸入している企業にはプラスです。
日銀は年内に再び金利を上げる事も示唆しましたが、前から言ってきたように早く上げてはマイナスです。
植田総裁、世評に弱い人だとわかりました。黒田さんなら、まだ上げなかったでしょう。
どうあれ、株は変わらず、継続です。
長期なら全く問題なく、絶好の「買い」チャンス、中・短期の人も前述のようにやればチャンスです。
銀行株、いいですし、他では、7月11日のコメントの他、
サンリオ
野村證券
野村総研
サイバーエージェント
ヒロセ電気
カシオ
コナミHD
住友電工
JR東日本
郵船
TOTO
大塚HD
旭化成
JVCケンウッド
が有望です。
投信ならインド関連です。
紙数がないので次回にしますが、トランプ、苦戦になります。
バンスと2人して、その発言が無党派層から避けられる傾向となっているのも痛いです。
今回、官の盆休みがあり、8月8日午前9時くらい迄のコメントの返信は8月22日になります。
全国的に酷暑のなか、皆さんご自愛を!!
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無期懲役囚、美達大和のブックレビュー
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