こんな政治家は不要だ。最悪の首相誕生! 『雑感114 なぜ石破はダメなのか』

(9月28日記)

今回のテーマは「なぜ、石破はダメなのか」です。悪いのが首相になってしまいました!!
石破を「全く」評価しないのは、この男のずるさ、きたなさ、芯のなさが理由です。

もとは父親が衆議院議員で、その死にともなっての世襲議員でした。
本人は何かあるごとに田中角栄・元首相の最後の弟子と自称し、墓参りの様子を、度々、公開してますが、ウソも大概にしろ!です。
立候補にあたり、角栄さんが「出ろよ」と言ったのは本当ですが、それは石破の父を知っていただけのことで、単なる社交辞令であり、派閥も別の所に入ってますし、大して親しいわけではありません。
角栄さんがロッキード事件で大変だった時には、この男らしく、知らんぷりどころか批判までしていたのです。
安倍さんの「モリカケ」と同じく冤罪だったのに、何も知らんくせに、自己保身と人気とりだけに走った卑劣な奴でした。

1993年、能なしの宮沢首相の時、自民党は結党以来、初めて下野げや、政権から落ちました。
原因は、リクルート事件に始まり、党の裏のドン、金丸信かねまるしんが佐川急便の佐川会長から5億円をもらっていて無届けだったことが発覚し、「金権政治」「自民党腐敗」と騒がれたことに加え、党内の権力争いにやぶれた小沢一郎が、40人以上を連れて別の党を作ったからでした。
小沢は人望がなかったので、すがさんのボスの梶山静六かじやませいろくに敗れたのです。

当時、田中派を竹下が乗っ取って創世会そうせいかいとしてましたが、自ら動いて金丸を引退させた小沢は、自分が派閥のドンになれると考えていたのです。
小沢は角栄さんに実の息子のように可愛がられ、それがそのまま金丸に継承されました。

ドンの中のドンは角栄さんで、乗っ取ったのが竹下、竹下の盟友が金丸、その金丸に可愛がられたのが小沢です。

竹下と金丸は互いの娘と息子が結婚した親戚しんせきでもありました。
金丸は豪腕、竹下は表面は柔和、温厚ですが、本当は冷酷で独裁者として、近い人ほど恐れています。
高市さんに竹下の100分の1でもいいから、人間を知り、表面上、頭を低くする芸ができてたら、とっくに首相になっていたでしょう。
それほど竹下は老獪ろうかいで、角栄さんに人間の扱い方を教わった人です。
ただし、角栄さんは本物の人たらし、サービスマンですが、竹下は芸能人と同じく、表面だけ善人を装うプロでした。
大人なんですね、そういう意味では。
若き美達青年はしっかり見抜いていましたが、世間では、「竹下さんは、いい人」で通っていました。

自民党が下野すると、石破はさっさと離党し、小沢の新生党に入ります。
こいつはいつも自己保身ばかりでした。

1994年6月30日、自民党はあっと驚くウルトラD、Eで政権に返り咲きます。
なんと、敵の社民党と連立し、党首の村山富市とみいちを首相にしたのです。
これは自民党の柔軟さと、何がなんでも政権を奪うという執念の賜物たまものでした。
すると石破は1997年4月に、また戻ってきたのです。
さんざん自民党を批判していたのに戻ってきたので嫌われていました。
こいつの悪い癖は、ポピュリズム、人気取りパフォーマンスで、ちょっと政権が批判されると、まるで自分は関係ないという態度で批判することです。
毎回、同じことをしています。
だから朝日の犬になれました。

小泉内閣の時、安倍さんの奮闘で、北朝鮮に拉致らちされた人質5人が一時帰国してますが、その以前に救出運動が盛んになった際、これまた左派の福田康夫官房長官に、「救出運動を抑えたら防衛庁長官にしてやる」と言われて、一も二もなく飛びつき、被害者家族を無視して沈静化させ、自分の出世のために同胞を見捨てました。
それを救出したのが安倍さんでした。
おまけに北朝鮮との国交回復を優先し、拉致問題を無視する『日朝議連』のメンバーで、今回のこいつの選対事務所のメンバーは、そっくり、この議連のメンバーでした。
平壌ピョンヤンに連絡事務所を置いて調査するとか、寝ぼけたことを言っています。拉致問題はそのまま置き去りになるでしょう。

2008年、海上自衛隊の護衛艦『あたご』と漁船『清徳せいとく丸』が衝突した際、石破は調べもせずに謝罪し、自衛官らを処分しました。
部下をかばうことすらなく、自分の責任を逃れ、保身しか頭になかったのです。
のちに裁判で、非のあったのは漁船の方で、自衛官らは無罪になっています。
さっさと処分した時の責任者が、のちに統合幕僚長になった河野克俊こうのかつとし氏でしたが、同氏は、自衛隊の中で最も人気がないのが石破さん、最も人気があるのが安倍さんと、近年も語っています。
石破は、元自衛官との対談で、最も嫌われていますと言われて、わかってます、と苦笑いしてました。2023年の話ですが、この男は徹底した自己保身と、その場の空気にすぐに迎合するパフォーマンスだけの人物です。

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