9月23日付手紙より返信。それと、「総裁選、投資、他」について。


<総裁選>

総裁選の推薦人の内訳を見ると、高市さんは安倍派14人と最多です。
ここにカラクリがあり、萩生田氏が動いて人を貸したのです。この人は森の側近です。
以前、私が書いた「高市さんが裏方に回って萩生田を推す事で、次は高市さんが首相になりやすくなる」という旨のレビュー、覚えてますか?
今回、萩生田氏が不記載問題で処分されてなければ出馬し、安倍派の半分近くは支持に回った事でしょう。
世耕氏もいれば出馬してたので安倍派大分裂でした。
その点では高市さん、運がありました。
首相になるには、安倍さんも「本人の実力、努力以外に運も必要」と語っていましたがその通りです。

明日の総裁選で小泉が決選に残らねば、菅さん支持の議員たちは石破に乗りますが、これを書いている9月16日時点で、菅さんは小泉の劣勢に気付いて既に動いている事でしょう。
この人の票読みと動きは凄いですから。
いくら石破が嫌いと言っても、菅さんに指示されたら断れません。
というわけで混戦になりますが、私は高市さんが勝つ、と考えています。
仮に決選で石破と高市となれば、人望なし同士でも、嫌われ者No.1の石破よりはましなので、高市さんが勝つと見ています。

それでも最大のポイントは決選に残れるかです。
議員間では小泉が圧倒的に強いです。
菅さんラインは二階氏も含めて、今回は森氏もいるので、安倍派の多くは側近の萩生田を通じて小泉支持になっています。
小泉VS石破なら小泉楽勝です。
小泉VS高市なら、萩生田は森に従って安倍派として小泉支持になり、どれだけ造反者が出て、高市さんを支持するか、です。
情勢は楽観できません。

この部分は9月23日に書いてますが、自民、メディアは高市さん阻止を狙って、さまざまな妨害をしています。
なんと汚いことでしょうか!
紙数の都合で細かい事は書きませんが、親中派の議員が岸田に相談してるとの情報があり、もしそうなら岸田は宏池会ごと高市さんを拒否、相手方に付きます。
麻生さんは、もし小泉VS石破なら、菅さんに負けたくないので大嫌いな石破を支持します。
政治家とは権力の為なら誰とでもくっつきます。
石破も今回は、嫌いな麻生さんに頭を下げます。
高市さんが順当ならば決選に進むと見てますが、小泉がどこまで支持を広げられるかです。

党員票で大きくリードしないと高市さんは残れません。
ネットの世界では高市さん圧勝ですが、議員間の人気のなさが致命的で、私がこれまで指摘してきたように、これは本人の大失策の結果です。
高市さんが議員との付き合いをしないのは、この人のプライドの高さゆえで、ろくに勉強もしないあんた達とは違う、もっと勉強してから一人前の事をしなさい、パフォーマンスばかりで真剣に国の事も考えていない愚か者ども!というのが本音でしょう。
たしかにその通りですが、それを上手に先導していくのがリーダーの素養、技術、人望なのです。
その点ではリーダーの資格はありません。
それでもこの人しか、今の日本をまっとうに改革改善できる人はいないのです。

少しの批判で己の主張をすぐに変える石破、小泉なんぞ、総裁選に出る事自体が誤りです。

今回、メディアを通じて「あれっ?」と感じたのは、菅さんの表情の力のなさでした。
目に力が入っていません。病気なのでしょうか。
そうだとしたら軽くはないです。
麻生さんも菅さんも、己の権力争いの為に総裁選を利用する事に失望しました。
まして空っぽの小泉を出すとは憤りさえ感じます。

小泉に、ある記者が「G7出席で知的レベルの低さが出てしまう懸念があります」と正面から質問したところ、「チームを作って対応します」と答えましたが、記者、官僚、政治家の間では、レベルの低さは周知の事となっています。
こんな者が首相になるなら、民主主義もろくなもんじゃありませんな!
小泉首相なら副総裁は菅さん、高市さんは入閣でしょう。
保守派の支持をつなぎとめるためです。

ここまで書いていたら、立民の党首、野田氏になりました。
予定通りですが、これは小泉に不利に働く可能性があります。

高市さん、少しでも伸びてくれるといいですが。
高市首相の誕生、明日は皆さん、「身をきよめて」祈って下さい。

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