
『天晴!な日本人』第38回 小さな巨人、徹底した日本の国益至上主義の人、小村寿太郎(5)
<お知らせ>
『安倍晋三元総理追悼論』(高木書房)を是非、読んで下さい。先日、レビューを公開しています。

深田匠
高木書房
現在までの最高の書であり、これ以上の内容の書は、たぶん出ません。著者の情熱と誠実さと公正さも卓越しています。一家に一冊、友人・知人にも配って下さい!!
<本文>
世界では奇跡とさえ言われましたが、正確に言えば、「日本が勝ってるうちに講和に持ち込めた」というもので、日本は兵も弾薬も底を尽き、継戦能力はありませんでした。
そんなことを公言すれば、マスコミが書き立て、ロシアの知るところとなるので極秘です。
今もバカな左派メディアが、日本の安全保障上の事項につき、その装備・武器はどうなのか、などと報じ、中国・北朝鮮に情報を与えていますが、これはまともな国なら利敵行為です。
もし、これがまともな「リベラル」なら、国防・安全保障はしっかり!と語った上で、弱者を守る主義主張をしますが、この国にまともなリベラルは、ごくごくわずかで、他は、ひたすら「反日」「日本嫌い」の愚劣な左派しかいません。
間違ってもリベラルと左派を一緒にしないで下さい。人の情も知らず、魔女狩りに奔走する愚劣な左派の醜い生き方にほとほと呆れます。
明治の指導者が優れていたのは、政治家と軍人のコンビネーションが良好だったこと、国力を知り、継戦不能の前に勝っておいて講和に持ち込んだ点にありました。
また、日本の軍人の強さは、神がかり的で、『ロンドン・タイムズ』は
「日本軍の指揮と勇気と、その完全な組織に至っては賞賛の言辞もない。日本の参謀が最高の軍事能力を有することが証明された。軍隊もまた精良で機械のごとく動いた」
と賞賛しています。
この時代は第三者の国の将校が戦争を観察する、「観戦武官」の制度があり、この戦争でも各国の武官が双眼鏡やノートを手に観戦していました。
その中でイギリスのハミルトン中将は後に著した自著の中で、日本軍について、
「私は少なくとも十回は日本兵が素晴らしい素質の持ち主であることを記述したい。赤子のように純粋で、ライオンのように勇敢で、祖先と天皇に対する義務を果たすことだけを考えている」
「「生まれながらの軍人」であり、「愛国心の乳」を持って育まれている」
とし、さらに、
「英国の女性は、日本女性の十分の一も民族の伝統精神を子供に教えていない」
とイギリスの将来を憂いていました。
中国の女性革命家の秋瑾(1877~1907)は日本に留学中に日露戦争を目のあたりにし、
「皆さん、日本人がかくも団結し、軍人を大切にするからこそ、軍人が生を忘れ命を捨てて戦場に赴くのです」
と日本を賞揚していました。今の日本人、特に左派に聞かせてやりたい言葉です。
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無期懲役囚、美達大和のブックレビュー
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