『フィスト・ダンス』 第169回 「石の上にも3年」

＜新年のご挨拶＞

明けましておめでとうございます。
昨年以上に内容を充実させるべく励みます！
皆さんにとって、今年がより一層良い年、充実した年になるよう、お互いに頑張りましょう！
本年もよろしくお願いします！

美達大和

＜新刊発売中です＞

拙著、発売されました。

無私無欲に果敢に生きた男女10人の物語です。
志の尊さ、純粋さを味わい、自らの生き方の参考にして下さい。
アマゾンの書評欄に感想を書いてくれたらありがたいです！よろしく！

美達大和

＜本文＞

＜藤田よ、待ってろ！＞

「おまえたち、卒業までに結着つけるんだろ？」

カウンターの向こう側で、太い腕を組んだ天野が笑いを含みながら言った。

「はい」

マーボ、トミーは同時に返事をした。

『テオジニス』のカウンターには、翔太を中心に右にマーボ、左にトミー、さらにマーボの隣に清正、トミーの隣に晃一がいた。

「で、どうなんだ、翔太。勝算の方は？」

「今回は全くわかりません。五分ごぶと五つです、道場でも。みきおが、えっ、と表情を変える回数も増えてるので、奴の思った以上に、こいつら強くなってるんでしょう」