巨人の肩に乗る(『インベスターZ』第53話)
三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新)
今週の『インベスターZ』第53話では、投資実績が奮わない、女子投資部のメンバーに対して、敬愛する投資の神様・ウォーレン・バフェットのエピソードを引き合いに出し、あるアドバイスをする美雪。果たしてそれは、どのようなアドバイスなのでしょうか。
森永氏による解説コラムでも、このアドバイスをもとに、具体的にどのように動くべきか、投資のプロの観点から解説します。
今週も最後まで読んで、「お金の偏差値」をあげていきましょう!
『インベスターZ』第53話:「型があるから」
(つづく)
第53話コラム:「巨人の肩に乗る」
女子投資部は町田さん、久保田さんともに投資成績がふるわないようです。目先のパフォーマンスを気にするがあまり、やってはいけない取引をしてしまったようですね。
しかし、失敗は誰にでもあるものですし、失敗しないことよりも同じ失敗を繰り返さないことを意識すべきだという美雪ちゃんの言葉には強く同感します。
とはいえ、「美雪ちゃんは今までミスしたことないの?」と聞かれると、「ないわ」と即答する美雪ちゃん。なぜそこまで言い切れるのかというと、バフェットの言うとおりに売買しているからだと言います。
自分の考えなどいらず、型にはまることが必要であるとキッパリ。
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