想像力を働かせる重要性(『インベスターZ』第60話)
三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新)
今週の『インベスターZ』第60話では、ユーグレナ社へのヒアリングの帰り道で、ばったりと月浜の母親に会う、財前と月浜。「投資部」の活動は、口外厳禁のため、悟られないように、親子の会話から少し距離をとる財前。
森永氏による解説コラムでは、この財前の振る舞いをテーマに、投資家に必要な能力である「想像力を働かせる」ということについて深堀りをしていきます。
ぜひ、今週も最後まで読んで、「お金の偏差値」を上げていきましょう!
『インベスターZ』第60話:「ようこそ、地獄へ!」
(つづく)
第59話コラム:「想像力を働かせる重要性」
今回はユーグレナ社からの帰り道で蓮さんのお母さんとバッタリ会うというイベント。そしてその後は投資部で合宿に行くという、ある意味では何もなかった回なので、マンガの内容に沿ったコラムを書くのが非常に難しいという感想を持ちました(笑)なんとか、無理やりコラムを書いてみます。
家の近くまで来たのに寄っていかない蓮さん。そして、別れ際に見せたお母さんの寂しそうな表情。この2点から財前は何かしらの複雑な事情があるのだと察し、違和感を持ったものの特に何かを聞くわけでもなく蓮さんと一緒に帰路についたのでありました。
このさりげない財前の判断は非常に重要です。
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