センター過去問どこまで使う? 共通テスト向けの活用法を伝授!
みなさん、こんにちは!
ドラゴン桜noteマガジン編集長の青戸一之です。
共通テスト本番まで残りわずかとなりましたね。
この時期になると、受験生から「センター試験時代の過去問は解いた方がいいですか?」という質問を受けることがあります。
共通テストに切り替わってからまだ4年しか経っておらず、過去問がすぐになくなってしまうためですね。
市販のパック模試もありますが、難易度が若干高めだったり、問題や選択肢のつくりに微妙な違いがあったりするなど、解きながら違和感を抱く人も珍しくありません。
それでセンター試験の過去問に目が向くわけですが、共通テストと形式が異なるため、「解く意味があるのかな?」と感じるようです。
そこで今回は、センター試験の過去問が共通テスト対策にどう活用できるかを、教科別でお伝えします。
共通テストの過去問をやり切ってしまって困っている人、そして来年以降に受験する人はぜひ参考にしてください。
・国語
国語は全科目の中で一番やる価値があるでしょう。
傍線を引く箇所の選び方や選択肢のつくりに関しては、受験業界の指導者たちが口を揃えて質の高さを称えており、なかなか市販の模試では真似できないものです。
センター試験では共通テストのような「本文の後の解説文や生徒同士のディスカッションを読んで答える問題」はありませんが、問題の質は共通テストと変わらないため、点数を伸ばしたいなら真っ先に取り組むべきです。
ただ、今年度の共通テストから国語は現代文パートと古典パートの間に新しい形式の第3問が追加され、全5問で試験時間90分に変更となるため、これまでの過去問をどういう時間配分で解けばいいか迷う人もいるかもしれません。
公式で発表されている第3問の試作問題を見る限り、延長された10分で解き切れる内容ではなさそうであること、そして従来の大問の配点が50点から45点に減ったことを考えると、恐らくこれまでの大問から1つずつ問題数が減るのではないかと予想されます。
そのため、これまでの過去問を時間内に解き切るスピード感で演習しておけば、本番でもそこまで焦らず対応できるのではないかと思います。
ただし、年数をさかのぼるほど問題の本文が短くなっていくので、余裕があれば2010年代のものなら75分、2000年代以前なら70分を目安にして解くようにするといいでしょう。
現代文のみ、あるいは古典のみなど、自分が苦手としている単元の部分だけ時間を決めて取り組むのも有効です。
国語が苦手な人は、選択肢のどの部分が本文の内容と一致して、どこが間違っているのかを1つ1つしっかり吟味して、正解を見抜く感覚を養っていきましょう。
・数学ⅠA
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