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もうダラダラしない!すぐやる人になる「3つのS」前編
文・編集:青戸一之(ドラゴン桜公式noteマガジン編集長)
みなさん、新年度になってから勉強は順調ですか?
「やる気はあるけど、始めるまでに時間がかかってしまう」
「休みの日に勉強しようと思っていたのに、気づいたら夕方になっていた」
なんてことになっていませんか?
この記事が公開されるのはGWの真っただ中ですが、ダラダラしているとあっという間に時間は過ぎていきます。
「勉強し始めるまでが長い」という人は、自分の習慣を見直す必要があるでしょう。
そこで今回は、『すぐやる人になるための「3つのS」』と題して、パッと勉強のスイッチが入れられるようになるテクニックを紹介します。
「明日でもいいや」という考え方は、今日で終わりにしましょう!
・「3つのS」とは何か
タイトルにある「3つのS」とは、スピード・シンプル・システムの3つを指します。
詳しい説明の前に、まずこちらの『ドラゴン桜2』のマンガをご覧ください。
東大入試の本番直前に、桜木先生が一切のムダを排除した勉強スケジュールを生徒に配るシーンです。
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マンガでは3つのSを「有事の際の必勝法」として説明していましたね。入試本番直前のような限られた時間で、最大限の成果を出すためのセオリーでした。
ただ、これは有事の際だけに限った話ではありません。スピード・シンプル・システムの3つのSは、普段からの勉強習慣にも応用できるのです。
ここからは1つ1つのSについて、具体的にどうすれば「すぐやる人」になれるのかを説明していきます。
・勉強にとりかかるまでを早くするには
まず1つ目のS、スピードについてです。ダラダラしがちな人は、物ごとに取り掛かるまでが長いという特徴があります。
ただしこれは、一概に「やる気がないから」と言い切れるものでもありません。
例えばお風呂のように、入ったら気持ちがいいけど、入るまでが面倒くさいというようなことってありますよね。
勉強も同じで、やる気がないわけではなく、単純に始めるまでが面倒くさいという人も多いでしょう。
いったんやりだすと、それなりに集中できたり楽しくなったりした経験は誰しもあると思います。
実際、人間の脳は「作業興奮」といって、いったん何かに取り組み始めるとやる気や集中力が増してくることが分かっています。
つまり問題なのは、いかに始めるまでのスピードを上げるか、です。
いったん始めさえすれば、あとはある程度その勢いでいけるのです。
では、実際にそのスピードを実現するにはどうすればいいのか、3つの手順に分けてお話ししましょう。
①翌日のスケジュールをあらかじめ決めておく
最初のステップは、「前日のうちに次の日のスケジュールを決めておく」です。
勉強に取り掛かるまでが長い原因の一つに、「迷い」があります。
みなさんは朝起きてから
「今日は何の勉強をしようかな」
「あれもこれもしないといけないけど、何からやろうかな」
と迷っているうちにダラダラ時間が過ぎてしまった経験はないでしょうか?
アメリカの大学の研究によれば、人は一日に三万回を超える決断をするそうです。
「友達と何を話すか」「このスキマ時間に何の動画を見るか」といったささいな事から、「この英文はどう訳すか」「この図表から読み取れることは何か」という難しい判断まで、起きている間は決断の連続です。
当然、あれこれ悩むほど脳は疲れてしまい、決断を重ねるにつれてやる気や集中力は落ちていきます。
そのため、起きてから「今日は何の勉強をしようかな」「あれもこれもしないといけないけど、何からやろうかな」などと迷っていると、だんだん脳が疲れてやる気もなくなっていくわけですね。
そのムダな時間をなくすために、前もって翌日のスケジュールを決めておくのです。
これは朝起きてから学校や仕事に行く時と同じだと考えると、より意義が分かりやすいでしょう。
もし何も準備していない状態で起きた場合、出発するまでの準備で「今日は何を着て行こうかな?」「忘れ物は大丈夫かな?」などと、確認や選択に余計な時間がかかってしまいます。
反対に、その日に着ていく服や持ち物が完璧に用意されていたらどうでしょうか? 少しくらい寝坊してしまったとしても、サッと着替えてすぐに出発できますよね。
これと同じで、勉強でもやることを先に決めておけば、パッと取り掛かりやすくなるわけです。
さらに、決めたスケジュールをスマホのリマインダ機能に入れておけば、よりスムーズに「今日は〇時から××を勉強する」と行動に移せるようになります。
取り掛かるまでのスピードを高めるためには、とにかく「迷い」をなくすことです。
②机にノートや参考書を開いておく
さて、①のステップでその日やるべきことが決まりました。ただ、これだけではまだ不十分です。
翌日になっていざ目が覚めると、スマホやマンガ、ゲームなどが視界に入って、そちらに意識が向いてしまうことがあるでしょう。
リマインダやアラームで「〇〇を勉強する時間」と通知が来ても、「また後でいいや」と誘惑に負けてしまう恐れがあります。
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