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【共通テスト後が勝負】ラストスパートをかけて合格をつかむ人のマインドとは


皆さんこんにちは!
ドラゴン桜塾塾生の西藤実咲です。
 
今回は「勝負のラストスパート!!共通テスト後にやるべきこと」というテーマで、これから各大学の二次試験に向けてどんなマインドで勉強すればいいかをお伝えします。
 
特に注意すべきなのは、共通テスト後の「腑抜け症候群」です。

『ドラゴン桜』でも、共通テスト(センター試験)後に受験生が陥りがちな罠について、桜木先生が警告しているシーンがありました。

このような「共通テスト腑抜け症候群」に陥らないために、残りの1ヶ月ちょっとで何をしていけば良いのか?
 
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。 

 

①得点と時間配分プランは複数用意

みなさんは、これから待っている二次試験で、
 
・どの科目で何点取りたいか
・どのような順番で解くか
・各大問にどのぐらいの時間をかけるか

 
などのプランを、1つは用意していると思います。(1個はこの時点で用意していてくださいね?頼みますよ?)
 
でもそのプランも、1個では足りません。
 
共通テストにも言えることですが、二次試験の難易度は年によって全然違うんです。
 
二次試験が「理想通り」だった時のプランで上手くいけば良いのですが、追加で用意しておきたいのが「難化した」時のプラン、さらに、「超難化した」時のプランです。
 
もちろん使わなかったらそれはそれで構いません。ただ、プランを複数用意したかしていないかで、心の余裕が全然違うんです。
 
これはドラゴン桜noteマガジン編集長の青戸さんが東大受験1年目のセンター試験の時の話ですが、青戸さんは苦手だった数IIBを克服して、なんとか80点取れるぐらいの準備をして本番に臨んだそうです。
 
ところが、青戸さんが受けた2015年の数IIBは、後に「伝説」と呼ばれるくらい、史上最難のものでした。
 
例年は平均点が50〜60点に収まるところ、その年の平均点はなんと39.31点。
 
1問目から三角関数のややこしい計算問題が出て、わけのわからない数字を導き出した青戸さんは「解けない!」とパニックに。
 
受験1年目ということもあり、当時の青戸さんは「理想通り用」のプラン1つしか用意していなかったのです。
 
全然解けずに次の大問に進んだところ、また最初から難しい問題があり、パニック状態は続きます。
 
結局最後まで冷静さを取り戻すことはできず、31点という結果に終わってしまいました。
 
本試験より難しい追試験でさえ事前の演習では8割ほど取れていたので、本番もそれくらいは固いだろうと思っていたのに、平均点すら下回るという事態になってしまったのです。
 
数IIBの試験を終え、次の理科の試験まで1時間ほど休憩時間があった青戸さんは、もう何も頭に入ってこなくなってしまったそうです。
 
参考書を見ても終わった数学の試験のことばかり頭に浮かんできてしまって、結局その後の理科も振るわなかったとか。悲惨ですね…。
 
一発勝負の受験ではこういうことが起こりかねないのが、本当に怖いところだと思います。
 
さて、青戸さんは最悪のプランを想定していなかったので、このような事態になってしまいました。
 
プランを複数用意しているかいないかで心の余裕は大きく変わり、点数に直結してしまいます。
 
たとえば東大の二次試験の合格最低点も年によって異なり、310点で合格の時もあれば、340点取っても不合格の年もあるなど、かなりばらつきがあるようです。
 
そのため、本番で試験問題をパッと見て「今年は難しいぞ」と分かったとしても、それに対応できるプランを用意して心の準備をしておけば、焦らずに済みます。
 
せっかく勉強してきたのに、本番でパニックになって1年を無駄にしたらもったいないですよね。
 
そうならないためにぜひ、得点や時間配分については、複数のプランを用意しておいてください。
 
塾長の永田さんも、「難化した」場合のプランはもちろん、「超難化」した場合のプランも用意しておくと安心だと言います。
 
冷静に考えれば、ある1教科が超難化しても、全体のバランスで考えると実は大したことではありません。
 
たとえば2022年の共通テストも数学ⅠAが超難化した年で有名ですが、仮に数学の平均点が20点ほど下がったとしても、共通テスト全体の点数が1000点(2022年の時は900点)あるわけですよね。
 
そのうちの20点って2%程度に過ぎないので、総合点としてはそこまで大きな影響はないと言えます。
 
大学の二次試験でも、ある教科が難しい場合は他の科目が平年通りかやや易化するなど、バランスが取られるように作られると言われています。
 
それにもかかわらず、受験当日に想定していない事態が起きると、次の教科も気持ちが引きずられて得点を落としてしまったり、難しくない問題も落としてしまったりと、必要以上に点数を落としてしまいます。
 
それで「本来の実力を発揮できなかった!」とならないように、複数のプランを用意すべきなんですね。
 
ちなみに、プランを用意する上でやってはいけないのが「合格最低点を目指す」こと。
 
最低点を目指すというのは、なるべく努力したくない、1番効率良く受かりたいという人の願望です。
 
つまり「理想に理想を重ねた」「理想を詰め込んだ」プランになってしまうんです。
 
そのようなプランは少しでも想定外のことが起きると簡単に崩れてしまいます。
 
そのため、合格最低点を目指すのではなく、合格平均点を目指すようにしましょう。
 
そうすれば、本番で多少思い通りにいかないことがあっても、合格最低点には届く可能性が高くなります! 

 

②確実な知識を身につける 

これからみなさんは二次試験に向けて、過去問やハイレベルな問題集を解いていくと思います。
 
その時、解けない問題があったら解説を見ると思いますが、その後はどうしますか?
 
「解答を見る→理解する」の流れで終わる人が多いと思いますが、それでは不十分です。
 
本当に大切なのは、解説や解答を閉じた後に、それを自分で再現できることなんです。
 
答えを見て理解したつもりでも、いざ白紙を目の前にすると意外とわからなかったりするものです。
 
そして、それは本番にも絶対に出ます。もちろん全く同じ問題は本番では出ませんが、問題で問われた知識を使うタイミングは絶対に来るということです。
 
普段の勉強でわかったつもりで終わらせてしまうと、結局本番で似たような問題を落としてしまったり、部分点しか得られなかったりします。
 
特に東大の二次試験は多くが記述なので、解答までの道筋をしっかり再現できないというのは致命傷になります。
 
わからない問題で解答を見て理解した後は、自分で何も見ずに解き直すことができるかどうか、必ず確かめましょう。
 
特に共通テスト後の今はマーク式の問題を解くことに慣れてしまっているため、記述形式に頭を切り替えなければいけません。
 
ちゃんと人に説明できる、ちゃんと書いて伝えられる確実な知識を身につけることを意識して勉強しましょう。 

 

③結果を気にせず目の前のことに集中 

最後はメンタルのお話です。

共通テスト後はやっぱり点数とボーダーラインが気になってしまうものです。
 
ですが、結果を気にしたって、終わった試験の点数は変わりません。
 
難しいけれど、目の前のことに集中するしかありません。
 
同じ限られた時間を使うなら、「これ勉強して本当に受かるのかな」と不安を抱きながら勉強するよりも、「今日はこの過去問を解いてこれを復習するんだ」とやるべきことに集中するのかでクオリティが全く違ってきます。
 
シンプルな話ですが、めちゃくちゃ重要です。『ドラゴン桜2』でも、天野くんが目の前のことに集中する大切さを自覚するシーンがありましたね。

「結果を気にしない」のは難しいことだというのは重々承知ですが、できる限りその気持ちの割合を減らしましょう。
 
1日のTODOリストなどを作って、「これが終わったら今日はもうOK」という気持ちで、目の前の勉強に集中してください。

 

おわりに

今回は「共通テストラストスパート!残り1ヶ月の過ごし方」ということで、永田さんと青戸さんに語っていただきました。
 
永田さんが塾長を務めるYouTubeチャンネル「ドラゴン桜塾」では、共通テスト後の過ごし方についてより詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください! 

今回の記事は、ここまでとなります。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!


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