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【子ども視点で】「伸びる子どもの育て方」現役東大生・早大生たちが考えてみた


皆さんこんにちは! 

今回は、以前に「神社好き東大生」としてご紹介した下村英理さんと永田塾長、そして私、西藤実咲が、「伸びる子どもの過ごし方」を子ども目線で語ってきました。 

このマガジンでは、以前にも「伸びる子どもの育て方」というテーマでの対談をもとにした記事を公開していますが、今回は「育てられた側」からの視点での話です。

世の中にはいわゆる「子育て本」がたくさんありますが、本当に子どもの視点で「親がこうしてくれたら嬉しい」「こんな接し方は苦痛だった」と書かれたものは少ないのではと思います。
 
自分が「伸びた」子どもなのかと聞かれると答えに詰まってしまうのですが、習い事や勉強など、子どもが親にどうしてもらうのが良いのかみんなで考えてみたので、ぜひ最後までお読みください! 


①習い事は何をしていた? 

まず私の経験からですが、習い事はテニス・水泳・体操、それらに加えて親にかる〜く教えてもらっていたのがピアノ・英語です。
 
最初は自分で意思決定できるほどの年齢でもなく、親に「やらされる」形から入ったのは確かだったので、やりたくないと感じる日もたまにはありました。
 
ただ小さい頃って、昨日は嫌だったのに今日はやる気満々だったりするんですよね。
 
強制されたわけでもありませんでしたが、そうしてしばらく続けていくうちに、全部楽しさを見つけられましたし、その後の将来につながることもあったので、やらせてもらってよかったと思います。
 
たとえば私は小・中・高の12年間、クラブや部活でテニスを続けました。
 
幼少期の習い事が学生時代の特技や頑張る対象になるケースは、私に限らず多いと思います。

一方、下村さんは、親御さんの影響でX JAPANが好きで、メインで通っていたのがピアノ・ドラム、さらに水泳・陸上もやっていたそうです。
 
最初はできなくても、だんだんできるようになってくると楽しくなってきたようで、その精神は今にもつながっているそうです。
 
たとえば勉強が苦しくなった時も、「これから楽しい時期がくるはず」と、もうひと頑張りできそうですよね。
 
ちなみに永田さん含めて3人とも共通で習っていたのが水泳。
 
水に顔をつけられないほど水恐怖症だった永田さんは4日間だけ水泳教室に通いました。
 
できることもできないこともあっていいけれど、溺れると命にかかわってしまうので、唯一親御さんから強制的にやらされたそうです。
 
ただ、永田さんいわく「水泳はいちばんやって良かった」とのこと。
 
今では万が一溺れても大丈夫な程度には泳げるそうです。
 
もちろん子どもがやりたいかどうかを考えるのは大事ですが、絶対にあった方がいいスキルなどに限っては、多少強引になっても身につける機会を与えてあげるのも悪くないのではないでしょうか。
 
さらに、動画では話していないですが、3人ともピアノの経験がありました。
 
ピアノは楽器の王様と言われているそうで、教えてくれる場所も多いように感じます。
 
一つの楽器をやっていると音楽という趣味が増え、他の楽器にも手を出しやすくなったり、多少の音感やリズム感も身につくので、おすすめです。 

 

②親から勉強させられた?

次に、親から勉強をさせられたかについてです。
 
私は親から「勉強しろ」と言われたことはありませんが、気づくと近くに教材や知的好奇心を高めるような物がそっと置かれていました(笑)
 
たとえばお風呂に世界地図が貼ってあったおかげで、世界の国旗はなぜかほとんど覚えています。
 
また、図鑑を何冊か持っていました。図鑑を読むと学校では教わらない知識が身につくだけでなく、図鑑を読む経験を通して身の回りの事象に「これはなんでだろう?」と疑問を持って考える習慣がつくようになったので、おすすめです。

下村さんは、自分で勉強していたので親から言われるようなことはなかったそうです。
 
散歩や旅行が好きな下村さんは、高校の時は毎週末、他県などにふらりと旅に出ることが多かったようで、さすがに「(受験)大丈夫なのか」と親から聞かれたこともあったそうですが、「大丈夫だから、しっかり結果出すから、落ち着いて」と返していたそうです。
 
少し大人すぎるような気もしますね。
 
「勉強させる」というのはたしかにあまりいいイメージがないかもしれませんが、全く勉強する環境がなければ、当然子どもは自分から勉強しないものです。
 
いきなり「勉強しろ」と言うとハードルが上がってしまうかもしれないので、たとえば雑学程度の話から入って、子どもが自分から興味を持つような環境をつくってあげられるとよいのかもしれません。
 
また、下村さんは、「1番大切なのはなぜ勉強するかを考えること」だと言います。
 
小中学生は特に「今の時代、勉強ではなくアイデアで生きていくんだ!」などといった考えになるかもしれません。
 
それぞれが、「なぜ自分は勉強するのか」をわかっていると、もっとワクワクした気持ちで勉強できるのではないでしょうか。
 
ひとえに「将来のため」と言っても、漠然として納得できないお子さんもいると思います。
 
勉強がこの先どう役に立つのかを、どこかに足を運んで実際に見せたり、具体例をあげて話したりしてみるのも、勉強のモチベーションにつながるかもしれません。 

 

③親に言われて嬉しかったこと

最後は、親の言葉や接し方で嬉しかったことです。
 
下村さんは、受験期に親御さんから「無事なのか」「大丈夫なのか」と心配されたのはやはり少し思うところがあったそうですが、合格した時にすごく喜んでくれたのはとても嬉しかったそうです。
 
私の方は、勉強を強要しない態度はやっぱり嬉しかったです。
 
たまに「ほっといても勉強するもんね」「集中力すごい」といった趣旨の言葉はかけられましたが、単純な私は親が信じてくれていることが嬉しくて勉強していました。
 
もしかしたらそういう作戦だったのかもしれませんが、私には合っていたので結果的には良かったんじゃないかなあと思っています。
 
永田さんは、期待とプレッシャーは紙一重だと言います。
 
「あなたはできる」「すごい」が、期待からプレッシャーに変わってしまう瞬間は、人それぞれですよね。
 
子どもの様子をよく観察して、たくさん会話をしながら、性格やタイミングに応じて関わってくださるといいのではないでしょうか。 

 

おわりに 

今回は「伸びる子どもの育て方」ということで、伸びたかどうかはともかく、のびのびと育った私と下村さんで色々と話させていただきました。
 
永田耕作さんが塾長を務めるYouTubeチャンネル「ドラゴン桜塾」でも、理想的な親の接し方について詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください! 

今回の記事は、ここまでとなります。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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