「同じことを続けられる人」になるためのコツとは
みなさん、こんにちは!
ドラゴン桜公式noteマガジン編集長の青戸です。
突然ですが、みなさんは「勉強って面倒くさい」と感じた経験はありますか?
あるいは「勉強って退屈だ」、「勉強はつまらない」でも構いません。
おそらく大半の人がイエスと答える質問ではないでしょうか。
確かに、勉強で結果を出すためにはどうしても基本の反復は避けられないので、「面倒くさい、退屈、つまらない」と思うこともあるでしょう。
ですが、世の中には「同じことをやり続けられる人」がいます。
しかもその中には、毎日コツコツ努力を続けることを楽しんでいる人もいます。
面倒くさがる人と楽しむ人なら、どちらが成績が良くなるかは火を見るより明らかでしょう。
そこで今回は、同じことをやり続けられる人になるためのコツを2つ紹介します。
単調な勉強が続いて苦しいと今まさに感じている人は、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
・ズルに逃げるか工夫に走るか
同じことをやり続けられる人になるためのコツの話の前に、努力が続かない原因から考えてみましょう。
みなさんは学校や塾などで、「問題集〇~△ページまで」「計算プリント10枚」のような、ひたすら問題を解き続けなければいけない宿題を出されたことが一度はあると思います。
ここで、大きく分けると2種類の対応があります。ズルをするか、真面目に取り組むかです。
ズルをするというのは、簡単に言えば「答えを写す」ことですね。
延々と似たような問題をひたすら解くのが大変で、「もう答えを写してさっさと終わらせてしまおう」と思うわけです。
その一方で、真面目に取り組む人もいる、というかそれが一般的なのですが、中にはただやるだけでなく、楽しみながらできる人もいます。
それは必ずしも元から勉強が大好きだったというわけではなく、やりながら楽しさに目覚めていくケースが多いです。
「こうすればもっとラクに解けるんじゃないか」「こっちのやり方の方が覚えやすいんじゃないか」と自分で工夫しながら、楽しんで取り組むのです。
『ドラゴン桜2』でも、そんなエピソードがありましたね。受験生の天野くんが、学校から東大の過去問に毎日取り組むように言われて、げんなりしている場面です。
同じことを延々と繰り返さなければいけない状況になったときに、ズルに逃げる人か工夫に走る人かの違いは、このシーンによく描かれていると思います。
やっているうちに楽しさ、面白さに目覚めるのですね。
では、一体この違いはどのようにして生まれるのでしょうか?
・目的意識があるから向上心が生まれる
先ほどのマンガでは、バスケ部の先輩は自主練でシュート練習を毎日300本もやっていました。
私もバスケ部にいたことがあるので分かりますが、これはかなり大変です。
シュート100本でも疲れるのに、それを300本も、しかも毎日です。
では、なぜそんな大変なことをしているかというと、きっと「シュートが上手くなりたい」「もっと試合で活躍したい」という理由からだと想像できますよね。
つまり、何のために練習をやっているのか、目的意識が明確なのです。
何の目的もないのにそんな大変なことを毎日続けるなんて、苦痛でしかありませんよね。
ここで、このシュート練習を勉強に置き換えて考えてみましょう。
勉強の目的は人それぞれなところもあるでしょうが、概ね共通するのは「成績を上げたい」「もっと深く理解できるようになりたい」「志望校に合格したい」という点ではないでしょうか。
計算練習をするのも、漢字や英単語などの暗記をするのも、上記の目的を果たすためですよね。
「何のためにこの勉強をしているのか」が明確にわかっているからこそ、向上心が生まれて、それが工夫する意識につながっているわけです。
目的意識が明確であれば、例えば計算練習をしていて以前よりも早く解けるようになったり、ミスが減って安定して正解できるようになったりしたら、自分の成長を実感できてうれしくなりますよね。
また、その成功体験から「もっと実力をつけるにはどうしたらいいだろうか」と、もっと上のレベルを目指す気持ちも湧いてくるでしょう。
まさに先ほどのバスケ部の先輩のように、勉強も「やっているうちに楽しくなってくる」のです。
この目的意識が明確であればあるほど、繰り返しやる勉強でもより続けやすくなるでしょう。
例えば、「志望校合格のため」という目的をもう少し細かく分解して、
というように考えるのです。
私の経験で言えば、前回の「エクセル世界史勉強法」の記事でも触れられたように、世界史が大の苦手だったために、東大受験の時にはとても苦労しました。
エクセルに教科書の情報を一からまとめるのも大変な作業でしたし、まとめ終わった後も何度も暗記したり問題集を繰り返したりして、ひたすら頭に知識を入れ込んでいきました。
本当に地道な作業で、元々の苦手意識も手伝って辛いものでしたが、それでも続けられたのは「これをやらないと東大合格はない」と分かっていたからです。
どうしても達成したい目標だからこそ、何をしなければいけないかを真剣に考えて、それが工夫につながり、モチベーションにもなったのですね。
やらされる勉強だと面倒くさいものでも、自分のためにやるものだと全然意識が変わります。
「なんでこんなことやらなきゃいけないんだ」と思いながらイヤイヤやるのと、「これをやれば目標に近づく」と分かってやるのでは、モチベーションに差が出るのは明らかです。
したがって、同じことを続けられる人になるための1つ目のコツとして、「明確な目的意識を持つこと」が挙げられるでしょう。
・続けるうちに楽しさが生まれる仕組みとは
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