人を巻き込むという才能(『インベスターZ』第71話)
三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新)
今週の『インベスターZ』第71話は、ホリエモンから「丸一日で丘の草を全部刈る」というミッションを課された起業家志望の大学生・中川君の奮闘が描かれます。
頭脳明晰な中川君が、作業時間を試算したうえで黙々と草刈り作業に取り掛かっていきますが、一人では到底終わらない作業量であることが徐々に分かってきます。果たして中川君はこのピンチをどう乗り越えていくのでしょうか?
森永氏による解説コラムでも、このエピソードをもとに、「会社経営を成功に導くにあたって重要なポイント」について掘り下げて解説をしていきます。
ぜひ、今週も一緒に「お金の偏差値」を上げていきましょう。
『インベスターZ』第71話:「涙の太陽」
(つづく)
第71話コラム:「人を巻き込むという才能」
今回の話は感動しました。
ホリエモンに難題を突き付けられた中川君は最初は1時間当たりに刈り取れる面積を計算するなど、いかにもエリートっぽい方法でソリューションを見つけ出そうとしていましたが、最終的には自分で愚直に作業をして、それを見た周りの人を巻き込んでいきましたね。
今回の話には会社経営をしていくうえで重要な要素が何個も含まれていると思いました。
まず、「ベンチャーとは無理を実現させてビジネスに変える」というポイント。
ここから先は
1,478字
¥ 300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?