鶏が先か、卵が先か(『インベスターZ』第50話)
三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新)
今週の『インベスターZ』第50話では、道塾投資部OBである、起業家・リッチーへの投資を提案するも固辞され、ベンチャー投資の難しさを痛感した財前。さらにそこに道塾のオーナーである藤田家当主がベンチャー投資の進捗を聞きにやってくることになり…。
森永氏による解説コラムでも、経営者と投資家のコミュニケーションをテーマに、お互いどのような関係性を築いていくことが理想的か、深掘りをしていきます。
ぜひ、今週も最後まで読んで、「お金の偏差値」をあげていきましょう!
『インベスターZ』第50話:「謝罪あるのみ」
(つづく)
第50話コラム:「鶏が先か、卵が先か」
リッチーとの対話を通して、大事な視点を手に入れた財前。
出資をするのだから投資家側に決定権があると考えていたところ、実は出資を受け入れる側に決定権があると知ったのです。しかし、この話は現実の世界では半分正解で、半分間違いといった印象を受けます。
どれだけキレイゴトを並べても、お金がなければビジネスは継続できません。
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