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【逆転合格】母校で10年ぶりに現役合格した東大生がやっていた部活と勉強の両立法とは?


皆さんこんにちは!
ドラゴン桜塾塾長の永田耕作です。 

今回は、久々に新しい現役東大生のゲストに来てもらいました!
 
その名も「新藤篤隼斗(しんどう あしゅと)」くんです!
 
なかなか珍しい名前ですが、彼の経歴もまた独特なところがあります。
 
彼は高校時代に将棋と陸上の2つの部活を兼部しながら、東大に現役で合格した、という実績の持ち主です。
 
しかも将棋の実力は、全国でベスト16にまで入ったほどなのです。
 
そんな彼に、今回は「勉強と部活の両立の仕方」、そして「効率的な時間の使い方」について聞いてみました。
 
皆さんの受験やその他のチャレンジに大きく役立つ情報が満載だと思いますので、ぜひ最後まで記事をお読みください! 

 

①東大を目指したきっかけ 

さて、まずはそもそもなぜ新藤くんが東大を目指したのか、という点について聞いてみました。
 
新藤くんは群馬県の出身ですが、その中でもどちらかといえば田舎と呼ばれる地域で生まれ育ったそうです。
 
そのため、幼少期の彼は「田んぼでおたまじゃくしを集める」というような、のどかな遊びをして過ごしていました。
 
そんな新藤くんは、小学生の頃に将棋を始めました。将棋の駒ごとに動きや役割が違う点にとても魅力を感じ、早々にルールをマスターしてレベルアップしていきました。
 
そしてなんと小学2年生の頃に、6年生までが参加できる将棋の大会で群馬県の代表選手にまで上り詰めたのです。
 
まさに「早熟の天才」といっても過言ではないほどの実力の持ち主ですね。
 
このように幼少期は将棋に没頭していた新藤くんですが、どこから「東大合格」という目標を掲げ始めたのか。
 
そのきっかけになったのが、「新型コロナウイルス」の蔓延でした。
 
新藤くんが高校1年生から2年生に学年が上がるタイミングで、コロナの影響で自宅での勉強を強いられました。
 
春休みからそのまま続いて学校の休校期間に入り、高校2年生の4月〜6月まで自分自身で勉強を進めなければならない状況になったのです。
 
そこで彼は急に思い立って、毎日数学だけを5時間勉強するという「暴挙」に出たのです。
 
勉強での武器を作ることが大事だと思った彼は、ここが良い機会だと思って、自分が元々好きだった数学に力を入れることにしたのです。
 
この作戦は功を奏し、休校明けに行われた夏の進研模試では、数学の偏差値85を記録するほどの成績アップを達成します。
 
そこで学校の先生から「お前なら東大行けるぞ」と言われ、この言葉をきっかけに、彼は本気で東大を志すようになりました。
 
ここでちょっと話がそれますが、東京大学の入試は文系理系に共通する国語・数学・英語の3教科に加え、文系であれば社会、理系であれば理科を2科目選択して、計5科目の合計点数で合格を争うことになります。
 
そのため、各教科同じくらいの実力を持っている「バランスタイプ」の方が受かりやすいのではないか、と言われることがあります。
 
しかし、個人的にはそんなこと全くない、と感じています。
 
実際、自分の周りを見ても圧倒的な得意科目が1つある人が一定数いるのです。
 
その理由は意外とシンプルで、東京大学の二次試験は合格者平均点が6割前後になっているからです。
 
どの科目も6割取れば受かるからこそ、ずば抜けて得意な科目を作って、たとえばそれで8割程度得点することができれば、ほかの受験生に比べて大きくアドバンテージを得ることができるのです。
 
そのため新藤くんの数学は、東大に合格する上で大きな武器になったのでしょう。
 
しかし、冒頭でも話した通り、彼は陸上部と将棋部の2つを掛け持ちしていました。
 
さらに、陸上部は活動が週6で、朝練まであったそうです。
 
そんなハードスケジュールの中でも勉強時間を確保できたのは、彼の驚きの戦略があったからです。 


②東大に受かるための戦略

高校2年生の夏という、一般的にはやや遅いタイミングで東大合格を目指し始めた新藤くん。しかし、部活はまだまだ現役です。
 
そんな彼が、部活と勉強を両立するために編み出した方法が、「部活動の時間中に勉強をする」というものでした。
 
「え、そんなことできるの?」って思いますよね。
 
僕も高校時代ずっと野球部だったので、部活中に勉強なんて難しいと思いましたが、彼はこんな風に説明してくれました。
 
「陸上部はランニングや体幹トレーニングのようなシンプルなメニューが多いから、もちろん体は疲れるけど頭は疲れないんです。
 
なので、筋トレをしているタイミングで友達と数学の問題を出し合ったり、ランニングしながら英単語を暗唱したりして勉強していました。」
 
これには正直僕もびっくりしました。
 
確かに理論的には可能ですが、だからといって実際にやるのはかなり根性がいります。
 
これぞまさに「タイパ最強」な勉強法とも言える形で、脳も体もフル稼働させて日々を過ごしていたのですね。
 
また、彼はここで「教え合い」の大切さも学んだようでした。
 
どうやら、トレーニングをしながら一緒に問題を出し合ったり、単語クイズをし合ったりしていた友達も、軒並み成績が上昇したようです。
 
自分だけじゃなくて、周りも巻き込んで一緒に成績を上げることができる素晴らしい勉強法だったようですね。
 
皆さんも可能であれば、ぜひ実践してみてください。
 
そして最後に、彼は勉強で効率良く成績を上げるために大切なことが一つあると話していました。
 
それは、「時間を決めて勉強しない」ということです。
 
勉強の計画を立てるときに、「〇時間××を勉強しよう」と考える人は多いのではないでしょうか。
 
同じ勉強でも時間に縛られ過ぎてしまうと、「勉強すること」ではなく「机に向かうこと」が目的になってしまいます。
 
それだと、集中力の高い状態で勉強し続けることは非常に困難です。
 
そのため、新藤くんは「この参考書を30ページやる」「この問題を10問解く」など、量を決めて勉強をすることにしました。
 
このような具体的なノルマなら、達成までの道のりもわかりやすくてモチベーションアップにつながります。
 
これによって、質・量ともに充実した勉強をコンスタントに続けることができたのです。
 
この記事を読んでいる皆さんも、受験や資格試験の勉強などにぜひ活用してみてください! 

 

おわりに 

今回は「将棋好きの東大生の素顔に迫る!」ということで、通っていた高校から実に10年ぶりの現役東大合格を果たした新藤くんに、東大を目指したきっかけや東大合格に向けての戦略について語ってもらいました。
 
僕が塾長を務めるYouTubeチャンネル「ドラゴン桜塾」では、彼が実際に行なっていた勉強法や立てた計画も含めて詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください! 

今回の記事は、ここまでとなります。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!

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