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東大合格者70人超! 奈良の超進学校・西大和学園の実態に迫る!
皆さんこんにちは!
ドラゴン桜塾塾生の西藤実咲です。
先週の記事では、新ゲストの個性爆発東大生、山際美愛さんが東大に入った理由を紹介しました。
山際さんが東大に入った背景として、「西大和学園」という環境が大きかったとお話ししてくれました。
西大和学園は奈良県に所在する私立中高一貫校で、未来の東大生を多く輩出しています。
では、そんな西大和学園とはいったいどんな学校なのか?
前回話しきれなかった内容を今回は存分に語っていただいたので、ぜひ最後までお読みください!
①授業の内容・進度について
まずは授業の内容や進度についてです。
中高一貫校って、授業の進度が早かったり先取りしたりするイメージがありますが、実際はどうなんでしょうか。
山際さんは、もちろん他の中高を知らないので正確には分からないですが、やっぱり早いと思うとのこと。
たとえば、1月に、他の中学の3年生が、高等部の入試のために西大和学園に来ます。それと同じタイミングで、西大和学園の中学2年生は同じ高校入試問題を解き、合格最低点を超えているか1人1人教えてもらうそうです。
2年生というのが驚きですね。中学の内容の勉強がだいたい中学2年生の夏には全部終わるそうで、3年間分の勉強を1年半で終わらせるので、だいたい公立校の倍のペースで進んでいることになります。
勉強内容が終わってから1月までは演習を重ねて、1月に入試問題に臨むわけです。
そしてなんと、中等部の6割〜7割ほどの生徒は合格するとのこと。山際さんも受かったそうです!
その後に学年全員が集まる集会があり、各々受験番号を持っていくと、スライドに合格者の受験番号が映し出されます。
中高一貫とはいえ、受験勉強から合格発表までの流れが経験できるのはとても良いですね。
このように、入試としても難易度が高い西大和学園の問題を、中学2年生で突破してしまうわけなので、学習進度は間違いなく早いと言えますね。
私は「そんなレベルの高い中等部に、高等部から入った生徒はついていけなくて大変じゃないの?」と思いましたが、それもまた少し違うようです。
中入生に追いつけ追い越せで授業をするため、高等部は1年生のうちに数学Ⅱまで終わらせて、高2以降は数Bをやるだけなどといった話もあるようです。
元々進んでいる中入生を高入生が追い上げるから、結果として全体の進学率がすごく高いんですね。
ちなみに、すごいのは授業の進度だけでなく中身もそうで、なんと体育や音楽の授業は、全て英語でやるようです。
「英語の授業」として勉強感満載で英語をやらされるより、このように授業の中に自然に取り入れてくれた方が、楽しみながら身につけられるので、レベルは高いですがとても良い方針ですね。
現在大学生になった山際さんは大学構内で会った英語圏の人ともコンプレックスなくコミュニケーションが取れているそうで、英語の授業のおかげだと感謝していました。
大学にもよると思いますが、大学構内って本当に多くの留学生や外国籍の方がいるので、早いうちから英語に慣れて成果を発揮できているのは、正直憧れます!
②先生のサポートについて
先生についても聞くと、やはり進学校だけあって、サポートはとても手厚かった印象だそうです。
山際さんが中学1年生の時、学年担当の先生に口を酸っぱくして言われていた言葉がこちら。
「君たちが高校3年生(受験直前)になった時、やってほしいと思ったことを、西大和の先生に言って聞き入れられないことは絶対にない。」
その言葉通り、西大和は声を上げたら何でもやってくれる学校だったそうです。
山際さんも高校3年生の時、全教科の苦手なところを個別指導で教えてもらっていたとか。
また、奨学金をもらうために作文を書く必要があった時も、先生が添削を夜な夜なやってくれたそうです。
ただ、中学の時に比べると、高校に上がってからは「困っていること」を自分から言いに行かなければ、先生が助けてくれないようになりました。
なぜなら、先生は実際に困っている子の助けで忙しいからです。
中学の時は毎日小テストがあって、課題を出していない子には毎日呼び出しがあったのが、高校では自分で声を上げないといけない環境になったそうです。
これについて、塾長の永田さんは「大人になったら自分で問題を見つけて解決していかないといけないから、それが意外と理想の流れかもしれない」と言います。
たしかに、中学1年生の時点で「待ってるから困ったことがあれば聞きに来い」と言われても難しいかもしれません。
まずは課題を与え、助けも与え、高校生や受験生になったら、必要なことを自分で掴み取れるようにする。
最初から自分から声を上げられることは難しいかもしれませんが、社会に出る準備のためにも、生徒にとって良いサポート方法の1つなのではないでしょうか。
③受験期はどんな感じ?
大学受験期の西大和学園では、冬ぐらいになると志望する大学別にクラスが分かれます。
ただ、同じクラスの中でも、勉強スタイルって1人1人違いますよね。
例えば、静かに勉強したい子、友達と喋りながら勉強したい子、早く家に帰って勉強したい子…。
そういう子たちが互いに邪魔をしないように、グループ化していったのを覚えていると山際さんは言います。
教室で静かに勉強したい子たちがいるから、喋りたい子たちは廊下に出て喋りながら勉強するなどしていたようです。
西大和は校舎がとても広く、その広さを生かして、勉強する場所のすみ分けがされていました。
互いを受け入れてみんなが自分のやりやすい方法を探していく感じが、ある意味かなり大人ですね。
一般的に、進学校は生徒同士が足を引っ張り合うよりお互いに高め合う雰囲気があると言われていますが、こういうところも高い進学実績につながっているのかもしれません。
おわりに
今回は「日本トップクラスの中高一貫校『西大和学園』ってどんな場所?」ということで、西大和学園出身の強キャラ東大生の山際美愛さんに、西大和学園について語っていただきました。
今後もまた別の超進学校の中身を紹介する企画を予定しているので、お楽しみに!
それでは、今回の記事はここまでとなります。
また次回の記事でお会いしましょう!
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