【英語力爆上げ】パリピ秋元が教える英文和訳のコツ3選
皆さん、こんにちは!
ドラゴン桜塾塾長の永田耕作です。
皆さんは、英語の勉強は好きですか?
僕はこのnoteマガジンやドラゴン桜塾の動画で度々お話ししてきましたが、英語が昔からとても苦手でした。
英語自体は好きなのですが、どうしてもテストとなると点数が取れないんですよね。
みなさんの中にも、英語に苦手意識を持っている人は少なくないでしょう。
そんな方々に朗報です! 実はこの春から、ドラゴン桜塾チャンネルで「英語力爆上げ講座」という、楽しみながら英語を学べる動画シリーズがスタートしました。
初回の動画はこちらになりますので、ぜひ見てみてください。
このシリーズを担当するのは、英語マスターである「パリピの秋元」です。
突然こんなことを言われても混乱するでしょう。何を隠そう、僕も混乱していますので。
パリピの秋元さんは英語がとても得意で、現在早稲田大学の文学部に所属しながら、個別指導塾や家庭教師で英語を教えたり、英会話レッスンの講師をしたりしています。
彼女の明るいキャラと、奇想天外なエピソードから、パリピとしてのキャラが確立されました。
そんな秋元さんに今回解説してもらったテーマは「英文和訳」です。
英文和訳は難しいので、苦手な人が多い分野だと思います。しかし、受験英語を学ぶ上では避けて通れません。
今回は秋元さんに解説してもらった英文和訳のコツを3つのステップにまとめたので、ぜひ参考にしてください!
・多義語の複数の意味を押さえる!
最初のポイントは、文中の「多義語」をいかに正確に訳すことができるかです。
例えば、“insight” という単語の意味はみなさんご存じでしょうか?
これは僕が高校生時代に実際にテストで出題され、多義語として理解していなかったために不正解になってしまった思い出の単語です。
当時僕は、この単語を「洞察力」という意味で覚えていました。自分が愛用していた単語帳では、“insight” の1つ目の意味にそう書いてあったからです。
他にもいくつか訳語がありましたが、「洞察力」の意味だけ赤色になっていて、赤シートで隠して暗記する際にはその意味しか覚えていなかったのです。
しかし、テストで「洞察力」と訳して和訳の問題を解答したところ、その部分で減点されてしまい、全体の半分以下の点数しかもらえませんでした。
後から先生に確認したところ、「この文章の中では、このinsightは洞察力ではなく『見識』と訳す方が相応しい」とアドバイスを受けました。
そこで改めて単語帳を見てみると、2つ目の意味として黒色で「見識」と確かに書かれているのです。このとき僕は多義語を理解することの重要性を感じました。
日本語でも、一つの言葉に複数の意味が存在する「多義語」はあります。例えば「甘い」という言葉は、糖分が多く含まれているものの「味」を表す際に用いられることもあれば、「甘い態度」「甘やかす」というふうに、態度や姿勢を表す言葉としても用いられます。
これと同じで、英語も使われている場面、文脈によって意味が変わる単語が存在するのです。
パリピの秋元さんは、重要な多義語の例として “mean” をあげていました。“mean” は動詞だと「〜を意味する」と訳しますが、形容詞だと「意地悪な」という意味になります。
名詞の場合は「平均」を表しますし、さらに複数形のsがついて “means” になると「手段・方法」の意味になります。まさに、多義語の中の多義語と言えるでしょう。
英文和訳では、このような複数の意味を持つ単語をいかに訳出できるかが重要です。和訳の力をつけるには、単語帳で意味だけを丸暗記するだけでは不十分です。
例文を読んで、どんな単語と一緒に使われることが多いのか、実際の文ではどんな訳し方をされるのかを意識して覚えるようにしましょう。
・英文「和訳」を英文「意訳」に
続いてのポイントは「意訳」です。タイトルにある通り、英文和訳は、いかに「英文意訳」ができるかにかかっていると言っても過言ではありません。
意訳とは、文脈を汲み取って訳すことです。難しいことに思えますが、みなさんは普段、日本語では無意識にこの「意訳」を行っています。
例えば、友達がエピソードトークをしている中で「心臓が止まるかと思ったよ」と話していたら、みなさんはきっと「とても驚いたんだろうな」という意味で考えますよね?
本当に心臓の動きが止まりかけたのではないか、と考える人は少ないでしょう。
これと同じことを、英語を読む際にも行えば良いのです。
例えば、“I got it.” という文があったとします。直訳すれば「私はそれを手に入れた」ですね。
何かを探し求めているような状況で “ At last, I got it.” とあれば、「私はついにそれを手に入れた」とそのまま訳せばよいでしょう。
ですが “I got it.” は会話だと、相手の言ったことに対して「分かった」という返事としてよく使われる表現になります。
そのため、何か説明や指示を受けた後の返答として “I got it.” とあった場合、「それを手に入れた」と訳すのは変だと分かりますよね。
このように、英語も日本語と同様に、同じ言葉でも場面や状況に応じて含まれているメッセージは変化します。文脈に沿ったニュアンスを汲み取ることが、適切な英文和訳の完成につながるのです。
そしてこの「意訳力」を上げてくれるのが、最後のポイントである「イディオム」です。
・イディオムに着目する!
秋元さんはイディオムの例として、動画で「of 抽象名詞」と「with 抽象名詞」の話をしてくれました。
例えば “of use = useful” とか “with careful = carefully” のように、ofがついたら形容詞に、withがついたら副詞になるような名詞のパターンですね。
イディオムは単語そのものの意味とは異なる訳し方をすることも多いので、単語とは別で意味をきちんと暗記しておくことはもちろん、文中のSVOCや品詞のチェックを欠かさないことも重要です。
例えば、“but”(しかし)という接続詞は、みなさんもよく知っているでしょう。ですが、“but”は前置詞として使うと「~を除いて」という意味にもなります。
そのため “nothing but ~” だと、「~を除いては何もない」=「~ばかり」という意味になります。
これも “nothing” と “but” を切り離して見ていると、上手く訳すことはできないでしょう。
こんな風にイディオムに着目すること、そしてそのイディオムを見極めるために文中のSVOCや品詞を正しく分析することが、意訳のためのコツです。
上手な和訳のためにはコツコツと地道な努力が必要ですが、繰り返し練習すれば必ず伸びます。
今回お伝えした「多義語」・「意訳」・「イディオム」の3つを意識して、ワンランク上の和訳ができるように頑張りましょう!
・おわりに
さて、ここまで「英語力爆上げシリーズ」ということで、今回は英語の単元の一つである「英文和訳」に着目してそのコツや解き方を紹介していきました。
塾長である僕自身は英語が大の苦手だったのですが、「受験生時代にこのコツを知っていたらもう少し戦えたかも?」と思いながら秋元さんの解説を聞いていました。
ドラゴン桜塾チャンネルでは今後も「英語力爆上げ講座」シリーズとして、秋元さんと一緒に英語に関する色んな動画をお届けしていく予定なので、ぜひご期待ください!
それでは、今回の記事はここまでです。
また次回の記事でお会いしましょう!
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