【自閉症児の育児】息子たちが障がい〜複雑な思い
たけさと母ちゃんです😊
自閉症と知的障害を持つ二人の息子の育児で体験したことを思い出して綴っています。
次男さとちんも長男たけちゃんと同じ障がいだった。
前にも書いたが、たけちゃんのときよりさとちんの時のほうがショックが大きく、受容れるのに時間がかかった。
神様は私を成長させるために2人の障がいの子どもを授けたのだ。
いや、息子たちが私なら大丈夫と母親として選んでくれたと言った方がいいかな。
今では嬉しくてたまらない話だが、当時はそんなことを思うことはなかった。
しかもそんな心持ちの時は、そんな美しい話も耳に入ってくることもない。
ただ悲しくて神様にも見放された気分だった。
だが、そんなことを言っている暇も思っている暇もなかったわけで、受容れるという選択肢しかなく母親として精いっぱい子育てをしていくしかなかった。
ずっとそんな気持ちのままではなく、後ろ向きの気持ちは前にと向かい、私も堂々と「息子には障がいがあります!」と言えるようになっていった。
苦手なこと、やりたくないことをやらなくてはならず、その繰り返しが苦手はいつしか苦手ではなくなり磨かれてきたのだった。
それこそ生まれてきた意味であり、神様は私にご褒美をくれたのだった。
と何十年か経ったころにそれが分かってきた。
分かってきたころに、「子どもはお母さんを選んで生まれてくる」「障がいを持って生まれてきた子は福の神」と言う言葉が耳に入ってくるようになった。
それにはとても感動したのだった。
ありがとうと涙が溢れてきた。
ただ必死に子育てをしてきた。
健常と言われる子よりも、母親として倍以上のことをこなさなければなかった。
「大変だね」とよく言われたが、これが私の日常なので、なにが大変かピンとこなかった。
自分は弱い人間だったけど2人の自閉症児を育ててきてかなり強くなれた。
息子2人は同じ障がいでありながら、まったく違う性格だ。
就学や就労も違う道を辿ってきた。
同じだったら楽だったのに。
とか思ったことが何度かある。
でも、それがとても勉強になったのだった。
それについても次に綴っていきます。
つづく。
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