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宇宙を教えてくれたYouTubeに感謝する。

「子供には時間制限を設けているくせに、大人だと許されるのか」

子供たちには言われたことはない。
だけど、
「はい、お母さんはYouTubeを見過ぎかもしれません」

実際、もはや私にはYouTubeは欠かさないものになっている。

そもそも、YouTubeを本格的に観始めたのは推しのチャンネルを一気観してから。
それからは、エンタメとして興味のあるものを観てきた。
現在は漫画や編集といった出版系をよく観る。
過去記事にも書いたけど、私は編集者になりたかった人間だ。

だから、漫画編集部のチャンネルを見つけてから面白く拝見させていただいている。

それが、小学館マンガワン編集部。

そこに属する編集さんは新人の時にいきなり別誌で担当漫画のメディア化を経験している。
そして、また10月から放映されているこちらの漫画のアニメにも携わることに。

アニメ化されるとのことで、試しに漫画を読んでみた。
何故か分からないけど、涙が出た。

天動説がメジャーな宗教的背景もある時代、地動説に魅せられた者たちの話。
暴力的なシーンもあるのだが、それは知性と暴力を敢えて対峙させているとのこと。

そして、アニメも開始されたので観ている。
オープニングのクレジットに編集さんの名前が出てきて勝手にテンションが上がって、サカナクションとヨルシカの曲にテンションが上がって、坂本真綾さんの声にテンションが上がった。
勿論、何故か泣ける。
人物たちの熱い想いに泣けるのか、星空の綺麗なアニメーションに泣けるのかよく分からないけど、私まで宇宙に魅入られてしまった。

ちょうどキャンプで星空を観ることが増え、天体観測したいねと夫と話していたところ。
そこにこの漫画がするりとスライディングしてきたのだ。
そして、最近ではアトラス彗星の話題もあった。(実際、探しに海まで行った。)
もう宇宙が気になり出した。

天体望遠鏡を買った。
アプリで星見表を見る。
ピークが夜中となれば夜中に起きて、月と火星の接近を拝む。
太陽系の仕組みを知る。
科学館のプラネタリウムにも行った。最新のプラネタリウムはすごかった。

旅行中に撮った月。
月に金星が近づいている夕方の空。

ハマってしまった。

全ての大元はYouTube。
YouTubeのおかげ。

ありがとう、YouTube。

だから、子供たちにはYouTubeの時間と範囲は制限するが、YouTube自体は否定していない。
親がこうして教養が広がることを知っているから。

私は田舎に生まれて、光害もない環境で毎日星空を見上げることができたのに、幼い頃にはそれに関する機会を与えられず自らも求めず、残念ながら宇宙や星には関心のないまま大人になった。
今思えば、とても勿体ない。
そして今は、地方都市の人工的な光の中に暮らし、星空を観ようにも光害に邪魔されてしまっている。

現代の科学の発展は、それらは功もあれば害もあり、YouTubeはどちらにも当てはまる。
私の場合には利点が大きく、知りたいことが映像で得られるのは、感謝に値する。

人間は科学の発展で与えられるものが膨大になっている。
それを取捨選択もしくはモラルを持って使用し、サスティナブルを意識することが求められる時代にいると思う。
YouTubeもだが、電気や灯りもそう。
明るすぎると植物も育たなくなるらしい。自然環境はそうやって崩されていく。

…と真面目に語ったところで、近場で気軽に天体観測できる場所をただいま探しております。
夜が明るすぎるんだよー!

実家に望遠鏡持って帰省しようかしら…。

JAXAもYouTubeやってるよ。

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