天井席のライブ観察 -推しアイドルのライブに行ってきました
先日、推しである某アイドルグループのライブに参戦した。
というのも、制作開放席が公演日前日に当選したからだ。
制作開放席というのは、ライブ会場の設営をして、機材を設置する場所として確保していた所が空く場合に観客席に変更した場所である。
この席、アタリであればアリーナ近くになる場合もあるが、残念ながら今回はハズレな天井席だった。
でも、当選確率がすっかり低くなってしまった某Snow Man(あ、バラしちゃった)のドームツアーに当たるだけでもラッキーなのである。
2年ぶりのライブ。場所もドームに格上げされている。
それなりの人気グループになった証拠である。
少し前まで髪を銀色にしてレモンな青春映画に出ていた彼は、いつの間にかパリコレモデルになっているし…。て、他のメンバーはほぼ変わってないな。
直前に行くことになったもんだから、この日のための洋服だとかファンサ団扇だとか準備してなかったのだが、まあ準備しなくても大丈夫な天井席。
逆にスタッフが手薄で、観客も割と自由だったので大丈夫か?と思ったほどである。
ちなみに、2年前の前回は彼らに触れられそうな席だったので、やってきた時にはド緊張だった。彼らの顔面を直に近くで見て、見惚れていた。
今回はファンサや近くまでメンバーが来ることも諦めていたので、気が楽だった。
妙な緊張感も漂っていないし、なんなら終始座ったままの観客もいた。
私は双眼鏡で時々彼らを観ていた。
本来はプロ野球開催時のVIP席であるこの席、やっぱりライブでも会場全体を見下ろすVIPが座る席のようなもんだった。
俯瞰して観客の埋まり具合を見たり、トップアイドルたちの動きを見たり。
なかなかこれはこれで良かった。
なるほど、天空席とも言われる所以だ。
(トイレもフロア専用があったので、並びもせずにライブ中も自由に行けた。)
だが、さすがスタート社のトップアイドル。
やることが想像を超えてきた。
ネタバレを避ける範囲で書くが、彼らは可能な限り上の方までやってきてくれたのだ。
マジか!と叫んでしまった。
天井席の皆、少し驚きながらも、やってきた彼らに手やペンライトを振った。
そして、YouTube生配信の場にいるという、貴重な時間を過ごした。
生配信前後には表に出せない(という名目の)トークがあって、それで押したからか配信開始時間は随分遅れたようだが。
我が家では、夫が一応YouTubeをTVに映して行けなかった娘に見せようとしたが、30分くらい待ったよと帰宅して教えてもらった。
私が俯瞰してライブを観ていて、気付いたことがある。
1つは、すべてのスタッフさんたちありがとうである。
やっぱり彼らの輝きを支えているのは、周りである。
ライブ本体に携わる人たち、フロアスタッフたち、グッズ売り場スタッフたち、会場設営をする人たち、ドームの関係者。
私はメンバーたちだけにでなく、スタッフさんたちに対しても課金させてもらっているのだと感じる。
2つ目は、ライブ演出。
構成を考えるのはメンバーたちとその周りの専門スタッフだと思うが、ライティング演出のこだわりが天空からだとすごく見えた。
こういった理学・光学の知識を持たない私だが、イベントや会場の魅せ方についてもっと知りたいなあと思った。
観ているだけのTVの音楽番組も、いかに演出を考えているか。
アーティストをより魅力的にする映像技術を、視聴する中で汲み取ってみたくなった。
ライブにかける思いや準備ってすごいなあと、推しのライブを通して今回はそんな感心をしたのでした。そして、関心を持ちました。
まあでも、次回はアリーナ席に行きたい!
やっぱりなんだかんだ、近くで彼らを観たい!
_終わり
▼ 推しについて、他にも書いてます。