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【note】今年の漢字とマイ記事ランキングで振り返る2024年
今年の漢字
今年の漢字は「金」に決まったようだ。「金」は5度目の選出となるが、オリンピックイヤーの度に「金」となるのはちょっと食傷気味ではある。
しかし記事を読むと、「金」は必ずしも金メダルの「キン」を意味しているわけではなさそうだ。「金」は「カネ」とも読める。
考えてみたら、今年は「新NISA」に始まり、政治家の「裏金」が問題となったり「103万円の壁」が話題になったりして、「カネ」がクローズアップされた年ではあった。「金」を「カネ」と読ませるなら、案外今年の漢字の「金」は、的を得た選考であったのかもしれないと思い直した。
世相を表す漢字が「金」だとしたら、自分のnoteを表す漢字は何だろうか?
それはズバリ「繋」だ。
一年前にnoteをはじめた頃は暗闇に向けて記事を投げ入れているような感覚で、まるで手応えが感じられなかった。何しろ記事を投稿してもビュー数はせいぜい10件程度、スキが1つでも付けば御の字であった。
2024年に入ってからは徐々にフォロワー数が増えていき、スキが10個付くことも珍しくはなくなってきた。その頃の自分にとってスキが10個なんて大バズリだ。小躍りしたくなった。
フェーズが変わったのは春先から夏頃にかけてで、魅力的な記事をUPしている複数のクリエイターさんと徐々にコメント欄で交流を始めてからだ。
クリエイターさんの記事を読んで、自分が触発され記事を書く。その記事を読んだ別のクリエイターさんが触発されてまた記事を書く。そんな情報の拡大連鎖も経験した。
その好循環のお陰で、自分の記事の質も多少なりとも向上したように思う。SNS(ソーシャルネットワークサービス)の良さを自ら体現しているような気分で高揚感があった。
人と人との「繋」がり、記事と記事との「繋」がり…。やっぱり自分にとって今年の漢字は「繋」が相応しい。
多くのクリエイターさんと交流したが、特に次のお三方は読書家で良質な記事をたくさん書かれており、多大なるインスパイアーを受けた。ご縁に感謝したい。
また、創作系やエッセイ、日記風の記事を書くクリエイターさんとの交流も楽しかった。恐らく実社会では決して出会うことがないだろう老若男女の様々な背景を持って活動するクリエイターさんの思考の片鱗や創作物に触れることができたのは貴重な経験だった。
これもnoteの魅力の一つだろう。
noteの世界には無名ながら素晴らしい才能を秘めたクリエイターさんがたくさん活躍している。ここでお名前を全て列挙することはできないが、記事を読むことで笑い、共感を覚え、考えさせられ、生きる勇気をもらってきた。
自分と「繋」がりを持っていただいた全てのクリエイターの皆さんに感謝申し上げたい。
よく読まれた記事
#noteまとめ によると、2024年によく読まれた自分の記事は次の3つだった。
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1位と2位は、Google検索経由で訪れたであろう方が多かった記事だ。通常の記事とは異なり、投稿からずいぶんと時間が経っているにも関わらず今でもコンスタントにビュー数が伸びている。
一方でビュー数の多さの割にスキ数は少ない。単純に記事が面白くなかったことも考えられるが、note会員ではなくてもスキを押すことができることがあまり知られていないためかもしれない。
最初の頃はお金に関する記事をメインに書いていたし、年が明けてからはコンサートや映画などエンタメ記事にも力を入れてきたので、この2つの記事がランクインして素直に嬉しい。
スキされた記事ランキング
次に、スキを多く集めた記事のランキングを振り返ってみたい。
noteのビュー数はプレビュー数、つまり実際に記事が読まれた数とは必ずしも一致しないという話を聞くため、個人的にはスキ数の方を重視している。
スキにもいろんな意味合いでのスキが混じっているだろうが、それでもわざわざ手間暇かけて押していただくスキには何某かの思いが感じられるのだ。
「よろしくです」「読んだよ」「役にたった」「よかったよ」「感動しました」「賛成です」「応援してます」「がんばって」「ありがとう」「大丈夫だよ」
1位:【猫生】猫が自由に闊歩する街
この記事はノラ猫をテーマにした記事だ。
自分のアイコン写真は数年前に住んでいたアパートで知り合った半ノラの猫ちゃんの画像を借りたものだ。よく部屋まで遊びにきて、単身での寂しい生活を癒してくれた。
そんなきっかけからノラ猫について考えたことを記事にしてみた。ノラ猫が街を自由に歩き回る風景がいつまでも続くことを願っている。
この記事はたくさんのスキを集めたが、固定記事している効果も大きかったのではと感じている。
2位:【noteコンテスト】創作とは制約の中で理想を貫くことである
この記事は、noteクリエイターである藤原華さんが主催した私的なnoteコンテスト「なぜ、私は書くのか」について、私見を述べた記事だ。
自分はこの手のコンテストに応募したことはただの一度もない門外漢だ。それにもかかわらず、この記事を書いた。
その最大の理由は、コンテストの中間発表記事を巡って参加者の間で二分するような意見が交わされ、一種異様な空気感が漂っていたからだ。
藤原華さんはその後、自分の記事を引用して『noteコンテスト「なぜ、私は書くのか」に関するお詫び』という記事を書かれている。
その記事のコメント欄で、自分は以下のコメントを残した。ここに書いたことが、この件に関する自分の思いの全てだ。
藤原華さん
はじめまして!
私はnoteコンテストについてはまったくの門外漢ですが、多くのクリエイターさんがこの件で悩まれていたので記事にさせていただきました。
記事にも書きましたが、個人の立場でこのように大規模なコンテストを企画・開催する実行力は凄いと思います。
はじめての試みであればこそ行き届かない点も当然あるでしょう。
大事なのは、それに気がついた時に修正できる力だと考えています。
その意味では、藤原華さんがこの記事を改めて書かれたことは、とてもよかったと感じています。
そして、もし私の記事がそのきっかけの1つにでもなったのだとしたら、私も記事を書いて本当によかったです。
noteは創作発表の場でもありますが、参加者のコミュニケーションの場でもあります。
誰かの発信が誰かの発信に繋がり、よりよい世界が形作られてゆく。そんなnoteの力を信じています。
私はチャレンジするクリエイターさんが大好きです。
これからも応援してます!
この記事は、藤原華さんに引用していただくことで多くの方の目に留まりスキをたくさんいただいた。多くの方に読んでいただいて、この記事を書いて本当によかったと思っている。
3位:【作家】それでもあなたは目指しますか?
noteコンテストの記事を書いたことで、そもそも多くのクリエイターたちが目指している作家とはどんな職業なのか?に興味が湧き、記事にしてみた。
この記事の中でプロの作家になるとはどういうことなのか?どのような文章を書くべきなのかについて考察している。作家を取り巻く厳しい現実を詳らかにして「それでもあなたは目指しますか?」と問いかけてみた。
この記事はプロ作家を目指すクリエイターさんへのエールのつもりで書いた。
4位:【note】「フォロー戦略」と「フォロワー数」「スキ数」との関係性
この記事ではnoteのフォロー戦略について語っている。
記事を書いたきっかけは、本田すのうさんの『ちょっと困ってて…みんなはどうしてる?』という記事を読んだことだった。
本田すのうさんの記事は、「noteで相互フォローしていくとどんどんフォロー数がふえてしまい、記事が読み切れなくなってしまう。みんなはどうしているの?」という問いかけだ。
自分はまだそこまでフォロー数は多くなかったが、それでも毎日タイムラインに表示される記事が増えていくに従い、読むのに限界を感じつつあった。
ひとつ前に書いた自分の記事をきかっけにみかん🍊さんと高草木陽介さんが記事を書き、それに触発された自分が再び書いた記事がこれだ。
「繋」がりを実感した思い出深い記事である。
5位:【親の介護】認知症になった親のグループホームでの生活と月額利用料と介護保険の未来
両親の認知症をきかっけとして、親の介護についての記事も時々書いている。
その中で最もスキを集めたのが、この記事だ。
認知症は本当にやっかいな病気だ。現代では長寿化と引き換えに多くの高齢者が認知症を患ってしまうが、今のところ有効な治療法がないのだ。
対応を誤ると本人も介護者も疲弊し切ってしまう。自分の親の介護を通じて経験したこと、考えたことを少しでも誰かの参考にして欲しくて情報発信をおこなっている。
さいごに
noteは間違いなく、FIRA60を経た自分の安息の場となった。このような素敵な記事発表とコミュニケーションの場を提供してくれるnoteには感謝しかない。
その優しい世界に、来年もスキが止まらないだろう。
◇
ちょっとまだ早いですが、1年間ありがとうございました。
来年も、人と人との「繋」がり、記事と記事との「繋」がりを大切にしていきたいと思っています。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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