ワンピース40話まで感想

コロナウイルスの影響で春休みが早まった影響で、家にいる子供たちの為に少年ジャンプがアプリでワンピースを60巻まで無料にしている。それにあやかり、ワンピースを読んでこなかった23歳の私もワンピースを読ませてもらっている。今回は40話(ウソップの島あたり)までの感想を書く。ワンピースほぼ初見なので、新鮮で初々しい感想になると思うが、ご了承願いたい。
まず、一番この漫画の大切なキーワードが「理念」だと感じた。「夢」や「目標」という言葉がワンピースを語る時に言われがちだが、私は「理念」と捉えることでより日常生活にも活かせるなと思った。ルフィは「海賊王になる」、ゾロ「世界一の剣豪」などそれぞれに目標があるが、理念が一致していないと旅を共にすることはできない。
例えば、もしゾロが「世界一の剣豪になるためには、一般の市民にも喧嘩をしかけ切り殺してもいい」という理念を持っていたならば、ルフィはそのまま死刑にされるゾロを見殺しにしていたかもしれない。しかし、実際は人との約束を大切にする人情の厚い人だったから、ゾロを助け、仲間にした。ナミも誰かれ構わず盗みを働くような人だったなら、仲間にしていないだろう。ウソップの嘘は、人を傷つけず、時には人助けもするから、ルフィーは良いやつだと感じた。
ルフィーの理念から外れず、ルフィーの目標を達成しようとすることで、その人たちの目標に近づくことになるという条件で仲間にしている。会社や部活や友人関係、すべてに当てはまるチーム運営の基礎が詰め込まれているから、この漫画はここまで売れているのかと、すごい遅れを取ったが40話までの段階で気づいてしまった。これからのルフィーたちの行く末が楽しみである。

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