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大学受験世界史(カースト)
インドのカーストには4つの基本身分がありますが覚えていますか。
バラモン(司祭)
クシャトリア(戦士)
ヴァイシャ(庶民)
シュードラ(隷属民)
紀元前1500年ごろ、カイバル峠を超えてインド=ヨーロッパ語族のアーリア人がインド北部のパンジャープ地方に進出します。その後、馬に引かせる二輪車を駆使して、先住の農耕民族を征服しながら北インド一帯を支配下におきます。
*アーリア人はインド=イラン系とも呼ばれます。アーリア人はペルシア人に近い人たちだったようです。
これ以降、北インドはインド=ヨーロッパ語族系の王朝が栄え、南インドではドラヴィダ系の王朝が続きます。
*北インドは一時期イスラーム勢力の影響下に入ります。
アーリア系とドラヴィダ系は民族系統がまったく違うばかりか、地域ごとに王朝が盛衰を繰り返したため、現在のインド国内には多くの言語が存在しています。イギリス植民地時代に英語が入ったことで、インド国内では違う言語を話す人とのコミュニケーションで英語が使われるようになりました。
また、このような歴史からインド人と言っても北と南では風貌がかなり違います。政府高官などは依然としてアーリア系の人が多いようです。
カーストは爆橋(バクヴァシ)
*カーストは橋を爆破
バラモン(アーリア系)
クシャトリア(アーリア系)
ヴァイシャ(アーリア系)
シュードラ(ドラヴィダ系)
この枠外に賎民(不可触民)の身分がありました。
現在のインド憲法では身分制度であるカーストは廃止されました。カーストはポルトガル語由来で家柄や血統を表します。インド国内ではジャーティ(生まれ)と呼ばれ、おなじジャーティでは職業や儀礼が共有され、違うジャーティとの間では婚姻が制限されていました。
あなたも一緒か、じゃーティーしよう。
*おなじジャーティどうしお茶でもしよう。
インドは現在すざましい経済発展の途上にあり国際社会での存在感を高めつつあります。特にIT産業が強く起業も盛んで、下位カーストの経営者のもとで上位カーストの人が働くといったことも珍しくなくなってきています。
インドのIT産業は競争力があるのですが、製造業などの工業力はそれほど強くないことが弱点となっています。
日本の自動車メーカーであるスズキが早くからインドに進出したことはよく知られています。インドで鈴木と名乗ると富豪一族と思われるという都市伝説があります。鈴木さんはぜひインドに行ってみましょう。
みなさまが志望大学に合格きますように応援しています。
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