小 森 未 鈴 / K O M O R I M I S U Z U

デザイナー・クリエイター。 気ままにゆるく、日常で思いついたことを綴ります。 https://misuzukomori.studio.site

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最近の記事

「なんとなく」の頂

11月に差し掛かる今日このごろ2024年をふりかえって、今年もいろんなことがあったなと思う。仕事を辞めてカナダとオーストラリアに行き、無職生活中に自分のwebや作品を作って販売してみたり、父に会いに1人でカンボジアに行ったり、ついにはクリエイティブスタジオでお花にまつわる仕事に出会った。小学生以来会っていなかった親友が上京したので家に泊まらせてもらったり、中学時代の友達と久しぶりに会って一緒に新ビジネスを始めようと盛り上がったりもして。そんなことをしているうちに、気づけばあと

    • 映画の付け合わせ

      久しぶりに枝豆を食べた。岐阜に住んでいるおばあちゃんが枝豆と落花生を送ってくれたので、その日のうちに茹でて塩を揉み込み、出来立てふわふわの枝豆をぱくっと。うまい! 皮の部分をよくみるとうぶ毛みたいなのが生えていてふわふわしていて、その繊細さがなんとも愛らしく感じる。前に枝豆を食べたのはおそらく居酒屋だっただろうか、できたてのおばあちゃんの味はこんなにも美味しいのだ。 だがasmr動画には不向きだろう。耳をすませてもシャクッ、カリッ、ゴクンッという美味しさを際立たせるような

      • 夜の入り口「星野源のオールナイトニッポン」

        小学生の頃から今に至るまで早寝早起きの習慣が身につきすぎて、なかなか夜更かしができない。でもクリエイティブな活動をしている人やアングラな人は夜行性のイメージがあったので、夜を得意とする人間に憧れがあった。 大学生の頃、夜更かしをするためには何が効果的なのか、整った生活習慣を犠牲にして実験した。昼に起きてみる、お酒を飲む、19時頃に昼寝をする、提出期限の前日まで課題をやらずに徹夜する...しかしどれもうまくいかなかった。どうしても0時には眠くなるし、何よりも「夜に頭を動かす」

        • 持論、夢と目標のちがい

          私の中で「夢」と「目標」の考え方に明確な違いがある。持続する気があるかどうかだ。 今までもってきた目標には 志望校に入学する 英語を話せるようになる グラフィックデザイナーになる リーダーポジションに就く 留学する お花屋さんになる などで、ステップアップしていくために必要な工程であったりステップアップの先のゴールであったり、自分の中で道筋を立てて進んでいくような感覚。小さい目標の積み重ねで大きな目標を達成するという、典型的な考え方だ。 一方で、「夢」という魔法の言葉

          オーストラリアの庭

          昔から、お花に興味があった。しかしお花にまつわる職業に就きたいとは思っていなかった。 音楽と美術が好きだから、仕事をするならそういった仕事をする人間になりたかったし、何より植物、自然物は究極の美しさがあるから、人間が手を加える必要がない、みたいな気持ちがあったからだ。 仕事を辞めて留学し、オーストラリアで朝から晩までガーデニングをしていた。それはいわゆる「秘密の花園」みたいなハイセンスでオシャレなお庭ではない。それは手をほとんど加えていない、いろんな植物が生い茂っているお庭

          いなければいないでいいのだけれど

          「友達100人できるかな」 この歌詞のように、友達がたくさんいることの基準が100人なのであれば、私は友達がめっちゃくちゃに多い方だ。 多い理由は中学・高校と吹奏楽部に入っていたからで、一部の先輩と後輩は全員、友達のくくりにいるので、ざっと数えて320人ほどいる。 吹奏楽部の友達だけでこんななのに、小学校から現在までの友達も合わせると670人ということになった。東京国際フォーラムのホールB7を埋め尽くせる位の数らしい。とは言いつつ(だからこそと言うべき?)、私は友達は狭く浅

          いなければいないでいいのだけれど

          人は変われない?

          「人間ってそんな簡単に変われないんだよ」 大学の先輩に言われた言葉。 その時は理解できなくて、自分を否定されたようにも感じて、不機嫌になったことを覚えている。そもそも「変わりたい」という言葉は使いやすくて、不機嫌になった頃の自分は言葉に含まれた“深み”みたいなものを、感じられなかっただけなのかな。 人は「変わる」のではなく、自分を取り戻していく。だから人は変われない。あるべき正解の姿に戻っていくから?

          朝食バイキング

          朝ごはん、昼ごはん、夜ごはんはそれぞれの良さがあると思うのだが、ホテルのバイキングで朝ごはんのレパートリーが多いと、夜ごはんのレパートリーが多い時よりも幸せを感じる。朝ごはんがバイキングだった場合、用意されているものはパン(クロワッサン、バターロールなど)、シリアル、白米、味噌汁、目玉焼き、ベーコン、ソーセージ、スクランブルエッグ、オムレツなどが定石だ。それに対して夜ごはんバイキングはと言うと、寿司、蕎麦、カレー、ローストビーフ、飲茶など。朝ごはんに比べると豪華な食事だ。夜に

          【つぶやき#8】 点と点で

          若いうちはお金を払ってでも苦労をしろ、とか、動けるうちに海外に行った方がいい、とか、経験が大事だ、とか。そういうある程度有名な名言は、昔から良い言葉だなと思っていた。思ってはいたが「良い言葉」であるだけに、それ以上でもそれ以下でもなく、単なる言葉だった。それが大学4年生になり始めた頃から、そういう若さに対する名言を心から納得できる瞬間が増えた気がする。そんな私が今、1番響いている言葉が 「人生の全てに意味がある」。 アンジェラ・アキさんの『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』の中

          【つぶやき】#7 カタカナノミリョク

          絵本が大好きで、新冊から古本、海外の絵本も集めているが、ヨシタケシンスケが特に好きだ。絵の雰囲気とか少し切ない哲学的な思考はもちろん好きだが、「ヨシタケシンスケ」というネーミングセンスも、私の好き度を上げる一端を担っていると思う。 デザイナーという職業だからかもしれないが、キャッチコピーを見るのが好きなので看板、チラシ、ポスター、CM、ミュージックビデオ、本などで目にするキャッチコピーをじいっと見入ってしまうことがある。そんな時に「カタカナ」には他の文字とは違う魅力があるな

          【つぶやき】#7 カタカナノミリョク

          【つぶやき#6】 ロックンロール・ベートーベン

          久石譲と握手をしたことがある。私の右腕には神が宿っていると、時々考える。 母方の家族は音楽一家で、私からみて祖父はピアノ、母の姉はフルート、母はバイオリンを演奏していた。祖父の家は一日中オペラが流れていて、私も自然とクラシック音楽に夢中になった。 中学3年生の時、久石譲の演奏会に行った。 「久石譲 presents ミュージックフューチャー vol.4」。 ミニマルミュージックやポストクラシカルなど、現代音楽を演奏する公演だ。同じリズム、同じ音程を、少しずつ、繊細に組み合わ

          【つぶやき#6】 ロックンロール・ベートーベン

          【Workaway#3】 ビーコンヒル・パーク

          こんにちは໒꒱ カナダのビクトリアにある「ビーコンヒル・パーク(Beacon Hill Park)」でのお散歩がすごく楽しかったので、その感想をシェアします😉 ビーコンヒル・パークはビクトリアの海岸沿いに位置する多目的公園で、面積はなんと75 ヘクタールもあるそうです!有名な観光スポットとして有名だそうですが、私は観光シーズンを外れた1月にビクトリアに滞在していたので、公園にいるのは現地の方のみ。ゆったりと公園をお散歩することができましたෆ 日本で有名な代々木公園、井の頭

          【Workaway#3】 ビーコンヒル・パーク

          【つぶやき#5】 腹痛派

          もしも頭痛、腹痛、吐き気のどの体調不良が一番辛いか聞かれたとしたら、間違いなく腹痛と答える。小学生の時は毎年インフルエンザにかかっていたので人並みにそういう痛みへの経験があると思っているが、私は腹痛にめっぽう弱いのだ。 大学1年生の時、横浜で一人暮らしを始めた友達の家に遊びに行った。新居祝いとして焼肉パーティーをすることになり、スーパーでお肉を大量に買い出しに行った。女子2人、男子1人の3人に対して大容量パックのお肉を3つ買い、漬物や葉物類も何かしら買った。飲み食いしながら

          【つぶやき#4】 前髪が生えてこない

          私には前髪がない。前髪がないのでセンター分けか、かき上げるか、オールバックするかの3択で日々過ごしている。小さい頃から通っている美容院で「小森さんは前髪作らない方がいいかもね〜」と言われたことがあり、なんとなくそれを信じて現在23歳だ。前髪を「作る」という動詞に引っかかっている。私は前髪は「生える」ものだと思っていた。 生え際からある日急に、顔の前のほうに伸びてくる髪の毛が出現して、それが増えて伸びていくことで前髪が誕生する。ずっとそう思っていたので、どうして自分は前髪がで

          【つぶやき#4】 前髪が生えてこない

          【つぶやき#3】 ニックネーム

          高校時代のあだ名は「キモリ」だった。 キモい+小森で、略して「キモリ」だった。 いじめられていたのではないか、と想像するかもしれないが、決してそうではない(はず)。仲がよければよいほどそう呼ばれていたし、何よりその事実を、私はこれっぽっちも気にしていなかった。JK時代になぜ、そう呼ばれていたのか、思い当たる節がある。バカ正直だったからだ。 高校時代は吹奏楽部の練習に明け暮れていて、コンクールの前には手紙とプレゼントを渡し、盛大に仲間を応援する風習があった。手紙の締めくくり

          【つぶやき#3】 ニックネーム

          【つぶやき#2】 好き、憧れ、流行の分類

          私は大学生になるまで、SNSを使ったことがなかった。 インスタグラムやツイッター(現「X」…)はもちろん、LINEすら使ったことがなかった。というよりも、やってはいけなかった。 理由は簡単で、部活の規則で禁止されていたからだ。 私は高校時代、吹奏楽部に所属していたのだが、部活に集中するために「SNS禁止」というルールがあった。このことに関して賛否両論あるとは思うが、良い悪いとはっきり決めつけられるようなコトではない気がする。 ただそのおかげで、自分の「好きなこと」が本当に

          【つぶやき#2】 好き、憧れ、流行の分類