テーマは「家族」(本棚からショートケーキvol.9)
24/11/26
FMふっかちゃん(88.5MHz)
午後2時からの生放送「ふっかGo! Go!」
第4週火曜日の放送の中でお届けする「本棚からショートケーキ」
ことわざ「棚からぼた餅」の変化系です。
本を読んで楽しい気持ちになったときに使う言葉としてコーナー名にしてみました。私が読んで面白かった本をテーマに沿ってご紹介します。リスナーの方々の本選びのきっかけになるような話題を取り上げていきたいと思います。BGMは私のオリジナル曲「Bookshelf」です ♪
今月は「家族にまつわる小説」を取り上げました。
まず最初の本は奥田英朗さんの家シリーズ
「家日和」「我が家の問題」「我が家のヒミツ」
それぞれ6つの短編が収録されています。
ごく普通の家庭の出来事が題材になっていて
笑えたり、ちょっとウルっと涙を誘われたり
安心して読めるホームドラマのような小説です。
私が好きだったのは「アンナの12月」と「里帰り」
2冊目はふくだももこさん「おいしい家族」
家族って、血の繋がりとか、国籍とか、ジェンダーとか
関係ないんだなと思えた一冊。
映画化もされているので見てみたいです。
3冊目は瀬尾まいこさん「そしてバトンは渡された」
2019年本屋大賞に選ばれた作品。
他にもテレビ番組、王様のブランチの「ブランチBOOK大賞2018」
紀伊国屋書店「キノベス大賞2019」など、たくさんの賞を受賞しています。
昨年は全国の中学、高校の先生が生徒たちに読んでほしい本を選ぶ
「キミに贈る本大賞」第一位にも選ばれたそうです。
3人の父親と2人の母親がいる優子。
複雑な環境で育ってはいますが、どの親からもしっかりと愛情を受けて
素直に優しく大人になっていきます。
終盤で判明する母親・梨花の事情、タイトルの意味・・・。
最後は岸田奈美さん
「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」
NHKのドラマにもなったエッセイです。
弟の良太さんはダウン症。
お父様は心筋梗塞で急死。
お母さまは車椅子ユーザー。
つらいことも、悲しいことも
オープンマインドでユーモアたっぷりに綴り
様々な問題に全力で体当りしていく様子は
読んでる私達にパワーをくれます。
私は岸田奈美ちゃん大ファン。
有料noteにも登録していて、ほぼ全エッセイを読んで見守っています。
気持ち的には、親戚のおばちゃんくらいのつもり。
オンエア曲も家族にちなんだものを選びました。
家族 / 星村麻衣
familie / Mrs.Green Apple
Family / Roomies
FAMILY / Mondo Grosso
メッセージテーマは
「ご家族との忘れられないエピソード教えて下さい」でした。
メッセージを送ってくださったみなさま、ありがとうございました。
ブックサンタプロジェクトのご紹介もしました。
FMふっかちゃんは88.5MHz
リスラジアプリで全国どこからでもお聴きいただけます。
Youtube配信も行っています。
アーカイブもあります。
次回の「本棚からショートケーキ」は
第4火曜日、12月24日クリスマスイブの午後2時からです。