国語の成績を上げる!その3(スピードを上げるために)
こんばんは、ミスミです。
(いつも夜に書いているのですみません)
今回は、スピード対策について書こうと思います。
テストで有利になるために!
実は、解くスピードでかなりの差が出ます。
所謂、偏差値の高く出る子の殆どが、時間内に解き終わり、見直しが出来る子です。
ではなぜ速く解けるのか?
それは、読む速度が速いからです。
すごく当たり前ですね。
とは言っても、子供ですからじゃあ、と速く出来るようにすぐなれるわけじゃありません。
遅くなる原因を探りましょう。大きく分けて、二つです。
1、識字能力
(ここで言う意味は、どれくらい正確に文字を読めるか、という意味です)
例えば、漢字が苦手な子は、それだけでもスピードが落ちてしまいます。
また、ちきんと正確にしていないと、漢字で書き間違えたり、ふさわしくないものを選ぶ選択を読み誤ってりしまいます。
やはり、漢字や基礎的な語彙力は、怠らない方がいいのです。
2、精神的なブロック
これは、国語が苦手な子が陥りやすい、また大人でも誤解が起こりやすいもので、「ゆっくり読んだ方が頭に入る」という思い込みです。
もちろん、古典の文学作品など、ゆっくり味わいながら精読していくことは勉強ではなく鑑賞の上では大切なことです。
しかし、受験の試験のような限られた中で解いていくのに、そこまで遅くしても単に不利な条件を増やしてしまうだけです。
そのため、初読の際や、記号選択時にはある程度のスピード感でやらなくてはなりません。
記号などに関しても、じっくり考えて、という癖をつけるとなかなか速く解けるようにはなりません。(別な機会に、短時間で記号を選べるようにするための方法をお伝えできたらと思います。)
まずは初読にかける時間を少なくする事、そして、記号をスピーディに選ぶことを意識する必要があります。
記号を当てるには、幾つかのチェックさえできればいいので時間をかける必要がないのです。
逆に返すと、過去問などを解くときに、どういった観点によって正解に辿り着くのかをなぞってみて、その時間を短くするための方法を考えること事態が、その学校をクリアするために必要なことになります。
では、実際にあと2ヶ月しかない場合にするのも、まだ時間がある子供に勧めるのも同じことです。
それは、音読です。
試験問題を音読させてみて、その時間に対して、黙読だとどれくらい速くなるか、調べてみて下さい。どの学校でも(御三家などのレベルが高いところだと変わりますが)五分程度で大問一つの文章を読み終えることができれば十分になります。
それくらいにするためにはどれくらい速く読む必要があるのか、音読を基準にしてみてください。
読み間違えをしない訓練に音読はかなり有効です。
4年から5年生までにしっかりと音読が出来るようにしておくだけで、黙読がスムーズに出来るようになりやすいです。
ちなみに、黙読には演技のような感情は込める必要がなく、どちらかというとアナウンサーがニュースを読むような淡々とした感じで構いません。
そして、自分の経験からすると、一人言でボソボソ言うよりは、部屋の中にいる(目の前でなくていい、少し離れている)家族に話すように読ませることが重要です。
脳の機能で、音量などが余りに小さいと効果が薄いらしいのです。あとは、感覚的にきちんと人に話しかけるように読める子の方が国語が出来るようになりやすいです。
なぜかは科学的には証明できませんが、恐らく他者の認識ができているからなのだと思います。声が小さくなりやすい、または、声が出ているけれども人に聞かせているように出来ない場合は少し修正して上げてください。
国語が出来るためには、絶対に他者の認識が出来るようにしておかないとうまくいかないのです。このあたりについてもまた記事に出来たらと思います。
スピード不足については、以上になります。
お役に立てていたら幸いなのですが、とにかく皆さんが悩みつつでも国語が苦手なことを克服できればと思って書いております。
次回は分析不足、についてお話できたらと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!