自己紹介でなに話す?
フリーアナウンサーの三須亜希子です。
私はwomanプロティアンというコミュニティでの活動もしています。
★今回は、womanプロティアンメンバーで発行しているウープロwalkerにも投稿されるものでB.Waveさんからバトンを引き継ぎお届けします★
さて、その業種業種でこれはやり続けてきたというものがあると思います。
私がフリーアナウンサーになって、数えきれない程してきたもの。
それは、、、
自己紹介です。
お仕事を頂くために受ける面接(オーディション)では、必ずと言っていいほど『1分間の自己紹介』をお願いされます。
1分=60秒。
人前で話すための訓練を積んでいるアナウンサーの話す文字数は、約350文字程度と言われています。
(無駄なく話す訓練をしているため、一般的なスピーチ原稿の文字数より多めです)
面接なので、自分の名前や簡単なキャリアの話を20秒ほど。内容として考えて話す時間は実質40秒くらい。。。
基本的にアレコレ詰め込めません。
もちろん毎回同じ内容にはできません。
仕事柄、伝えたいことがあるからといって時間オーバーはもってのほかですし、時間制限があるからといってキャリアを羅列するだけではNGでして…
(フリーになりたての頃はキャリアと趣味・特技のみを堂々と話していて、なかなかお仕事が決まらないほろ苦い思い出も・・😿)
その時々で内容は変わるので答えはコレ!とは書けませんが、内容の決め方にはセオリーがあります。
仮に私が今回の面接官の立場だったら・・・と、相手の立場になった想像をしたうえで、伝えるべき内容を1つだけ決めて話すのです。
多くの人は、理解できる(想像がある程度できる)話には耳を傾けてくれる傾向にあります。
だからこそ相手の立場に立って考えてから話すことが大事なんです。
短時間だからこそ1つに的を絞って話すわけですが、さすがに深いところまでは話せません。
それゆえ「あの話、もう少し聞きたいな・・・」という
相手に興味をもってもらうキッカケを作りやすかったりもします。
私はここ数年、アナウンサー業だけでなく講師業もしています。異業種の方と関わり挨拶する機会も増えました。
そこで感じていることなのですが、この自己紹介のセオリーは、アナウンサーの面接だけではなく、あらゆる場面で有効だということ。
(就活の面接はもちろん、ちょっとしたコミュニティでの挨拶などなど)
自己紹介で何話そう??と悩む人には、
「相手に立場になった想像をして内容を考えてみる作業」
ぜひ参考にしてもらいたいと思います。
★次回のウープロwalkerの担当は「きかさん」です。お楽しみに★