私の好きな北海道の風景 旭岳温泉(東川町) 2024 ~ 華のおんなソロ旅
前から行きたいと思っていた、北海道東川町、旭岳温泉の湧駒荘(ゆこまんそう)にミニ湯治に出向いたときの記録です。
大雪の翌日のこと、少々不安に思いながら旭川駅から旭岳温泉行きバスで一時間半。仕様は普通の路線バスと同じで、乗客は半数ほどだった。路面が凍ってツルツルで運転は大変だあ、と思っていたらアララララ。バスが道を滑って山側の雪山に突っ込んでしまった。ドアを開けようにも開かない。救援を頼んでもなかなか来ずに、目的地は目の前なのに1時間立ち往生である。ようやく掻き出された雪山を踏み越えて救出されたが、代行車の乗員数が限られているので小雪の降る中歩くことにした。10分ほどで現地到着。
私の部屋は最近できたところで、ひとりでも宿泊できる。例によってまず館内探検。名物のラウンジの暖炉前にはグループ客が宴会をしていて、なかなかすぐには近づけなさそうだ。喫茶は北海道の木を使用していて温かみのある空間である。飲み物がもう少し上質だともっとよいと思う。
この湧駒荘はオリンピック選手だった、竹内智香さんの実家としても有名で、2階に上がるとメモリアルルームとなっていた。
肝心の温泉だが、日本秘湯を守る会の会員宿でもあり、なんと言っても泉質がすばらしい。5つの源泉は100%かけながし。硫酸塩水が気に入って、滞在中4回も入った。今回は湯治目的だが、ごつごつした岩の上を歩く湯船めぐりや、朝日が入る高窓を望む寝湯などを堪能し、体調もすっかり良くなった気がする。冬季のため露天の一部がクローズになっていたのが残念。
料理は、北海道の食材を使用し、いろいろと工夫を凝らしたメニューで楽しく美味しくいただくことができた。
できれば今度は夏に、数日滞在したい。噂に違わない優良温泉宿なので、広くお勧めいたします。旭川空港からバスに乗車も可能です。