「スペースカーラー雪子（２）」【#無茶ブリお題道場『スペースボーラー幸子』】スピンオフ参加
こちらにスピンオフ的に参加しております。
提示されたあらすじからストーリーを書く企画です。
みなさんも是非ご参加いただければと思います。
あらすじ
時は西暦210X年、荒廃したサイバーパンクな世の中。時の権力者達はこぞってボーリングにて覇権争いを行っていた。そんな事など知る由も無い主婦である幸子は、煮物をタッパーへ詰めるとマイボールを片手に今日もラウンドワンの送迎ロケットへと乗り込むのであった・・・
【概要】
・この物語を１５００文字程度で書き上げてください。
・文字数が少ないので、物語の断片的なシーン等でも構いません。
・締め切りは１月26日（日）とします。
・「#無茶ブリお題道場」 とお付け下さい。
・大賞は3名の方に「サポート欄」より 金賞1,000円 銀賞500円 銅賞100円 を送金させて頂きます。
・発表は月末といたします。
・その際、大賞に選ばれた方々の３作品を公表いたします。ご了承下さいませ。
何かご不明な点は、ご質問下さいませ。
初めての試みになります。ご失礼等あるかも致しませんが、皆様が楽しんで頂ける企画に発展すればと思っております。
それはいいとしてさらにこちらの二つのストーリーを読んで妄想が膨らんでしまいました。
大橋ちよさん、こちらも「勝手にスピンオフ」させていただきました。
（音楽じゃないけど「魔改造（笑）🍵」ということでお許しを！）
時は西暦210X年、荒廃したサイバーパンクな世の中。時の権力者達はこぞってボーリングにて覇権争いを行っていた。
だが権力者たちは知らない。全宇宙においては地球の存在などちっぽけなものであることを。そして人類とて駆逐されるかもしれぬ存在であることを。
（なんのはなしですか？）
幸子は土星の輪っかにある氷の粒（とは言っても小惑星ほどの大きさ）のカーリングシートに降り立った。
待って居たのはその名も「スペースカーラー雪子」。
果たして彼女は何者なのか？カーリングの天使か？それともカーリングプレイヤーの殻を被った悪魔か？
幸子はカーリングシートを見て違和感を感じざるを得なかった。
サイバー図書館で見た2000年代のカーリングストーンはツルツルに磨かれていた。
にもかかわらずここにあるストーンには羽毛が生えている。
（なんでやねん！）
「ああ、それ！。ストーンと交信できるようになって石と会話したらテイクアウトの時やっぱり痛いんだって！。私たちの痛いとは感覚が違うと思うけど。」
「だから毛を付けてもいいか？って言うから構わない！って言ったのよ。」
「シリコンファイバーで出来てるらしいわ。フワフワして気持ちよさそうでしょ。でも触ると結構トゲみたいにチクチクするのよ。」
「でもどっちのストーンが近いか？判りにくくなりません？」
「いいのよ。目視や簡単な計測で判らないときは彼らが自分たちで判断して答えてくれるわ。彼らは素粒子単位で距離がつかめるの。」
「あの毛はストーンの内部から内分泌で生やしてるのよ。」
「幸子さん聞いたことない？『雪ん子伝説』って。」
「あれですか？山にフワフワした白い毛のうさぎに似た動物がいるって。」
「見た目は可愛らしくて本当に優しい人間には何も悪さはしないがヨコシマな人間が近づくといきなり歯でとびかかって食べてしまうって・・・。」
「あれは地球の岩石が変化したものなの。地球人類は近年になって石と会話することが出来なくなった。ごく一部の宗教関係者を除いてはね。太古の昔は自然信仰や自然崇拝なんて普通にあった筈なのに。」
「宇宙が生まれ、太陽系が出来、地球が生まれる前から彼らは生きてきたのよ。いわば『ケイ素生命体』ね。もちろん他の炭素生命とは軋轢は無かったのよ。だって彼らは自然を破壊したり勝手に造形を変えようとなどしなかったもの。人類だけが地球の支配者として数千年前からエゴを持ち始めた。彼らはそれが許せない。」
「雪子さん。あなたってひょっとして？」
「幸子さんやっぱり勘が鋭いわね。そうよ私は見た目は炭素生命体の人類だけどどこでどう違えたか神経構造ははその『雪ん子』から引き継いでるようなの。子供の時雪ん子を抱いて毛先が指に刺さって血が出たことがあるの。
その時にDNAが変化したのかも知れない。あるいは変化させてくれたのか？
ほら、ターミネーターにもあったじゃん？。針みたいなのを刺してプログラムを書き換えるの。」
「大人になっても常に空から何か呼びかける声のようなものを感じていて少しでも感覚を研ぎ澄ますためにこの土星までやって来たのよ。そして自然の摂理に誘われるようにカーリングを始めた。あなたもそうじゃないの？」
「私もある日、天の声が突然聞こえてボーリングを始めた・・・。」
「あなたも宇宙の意思に動かされてきたということよ。ほら言うでしょ。『石には神や魂が宿る』って。当たり前の話だったのよ。」
「何事も阿弥陀様のお導き。ってあれですか？」
「さて？。私は仏教徒じゃないから判らないけどね。」
「地球をこのままには放っておけない。このまま行くと権力者たちだけじゃない。全人類が殲滅されてしまう。もうそこまで宇宙の意思は決断しようとしているのよ。」
「どうすればいいの？」
「私と一緒に石たちと交信するすべを広めていくのよ！。」
「地球の権力者たちがどうなろうが私たちには関係ない。でも何の罪もない
一般人まで殲滅されるのを手をこまねいて見ているわけにはいかない。」
「やるしかないのよ！。」
ノープランの見切り発車の続きでしたがもう1500字を超えてしまったようです。今後も続くかどうかは判りません。（笑）🍵。
前作はこちらです。
#無茶ブリお題道場
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#スペースカーラー雪子
#なんのはなしですか
#なんでやねん
ではまた。
みなさんにいいことがありますように。