「スペースカーラー雪子」【#無茶ブリお題道場『スペースボーラー幸子』】参加【なんのはなしですか】
こちらにカーリングのお話も加えて書いてみました。
(なんのはなしですか?)
私の生まれ故郷長崎県西海市の方の企画です。
みなさんのご参加をお待ちしています。
(この話は特定のドラマ・アニメの台詞を一部パクってはいますがそれらをオマージュした作品です。登場人物の声など、判った部分はその声で読んでいただけたら嬉しいです。)※なので賞は辞退表明しておきます。
一部の方には面白がっていただけると思いますが言ってみれば
久々の「勝手に声が聴こえるストーリー」にしてみました。
本文は大体1600字ぐらいだと思います
「スペースボーラー幸子」 ~ スペースカーラー雪子 ~
時は西暦210X年、荒廃したサイバーパンクな世の中。時の権力者達はこぞってボーリングにて覇権争いを行っていた。
そんな中、どこの組織にも属さないフリーランス、すなわち1匹狼のボーラーが現れた。
たとえばこの女、群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、生まれ持った運動能力と叩き上げのスキルだけが彼女の武器だ。これはボーリングの天使か?はたまた悪魔か?
彼女のことを世界はこう呼ぶ。『スペースボーラー幸子』。
幸子はいつものごとく発射場近くのマクドで途中の腹ごしらえ用にフィレオフィッシュとチキンマックナゲット15ピース(バーべキュ―ソース3つ)、それにアイスコーヒーをテイクアウトし、試合後に飲むためのガムシロを10個を別に貰ってポケットにしまうと「ラウンドワン火星店」行きのロケットに乗り込んだ。
実はこの「テイクアウト」こそが今回の話で彼女に期待される能力そのものだったのだがそれはまたの話で。
(なんのはなしですか?)
幸子はとにかく火星へ行く。・・・つもりだった。
彼女は「スペースボーラー紹介所」の主でもあるパイロットに問いかけた。
「あれ?あそこに見えるの火星じゃない?行先間違えてるわよ?」
「幸子ーー!今日は急なオファーが入って予定が変わっちゃったのよーー。路線を変えて土星の環っかに行っっちゃうわね。幸子が来るのを今か?今か?と待ってらっしゃる方がいるのよ。」
「何かの変な陰謀じゃないでしょうね?」
「それとも誰かが輪っかの氷を集めて作った抹茶金時アイスでもおごってくれるの?。なら行ってもいいわよ!」
「さすがに輪っかの氷では大きすぎて抹茶金時アイスは作れないわよ。」
「でも食料は日本の『全農』がサポートしてるのよ。」
「それにシャインマスカットと『白い恋人たち』もあるし。マスクメロンは無いかも知れないけど夕張メロンならあるかもよ。」
「へえー。んじゃあ土星に行くーーー。」
ロケットは小惑星帯とさらに木星を通過。土星の輪っかの周回軌道に入った。
「あれなに?滑走路みたいに見えるの?」
「あれがカーリングという競技の『シート』という試合会場よ。ボーリングで言うレーンに当たけるど長さと幅は随分違うわよ。」
「あれかー?『そだねー!』とか『もぐもぐタイム』とかいうやつ。」
「そう。よく知ってたわね。」
「サイバー図書館の2000年代初頭の記事で読んだのよ。」
「あれはボーリングとは似て非なるスポーツね。」
「でも、幸子の力が是非とも必要だという方がいらっしゃるのよ。」
「以前は地球でオリンピック種目の一つだったけど今はボーリングに押されちゃってねー。細々とこの土星の辺境の地でカーリングをやってるのよ。それでも世界大会もあるの。去年は日本が優勝したんだっけかな。」
「ボーリングはね、点数もみんな200年も前からコンピューター制御だし
勝ち負けも判りやすくていいけどね。」
「そこがいま世界の決め事をボーリングで決めてる理由でしょ!」
「カーリングもセンサー導入の話は大昔からあるんだけど『カーリング精神』ってやつで今も目視とセルフジャッジ(自己申告)でやってるの。」
「でもちっぽけな地球と違って全宇宙共通の新しい通信コミュニケーションで最後はストーン(花崗岩)の意思も聴くのよ。どっちが近いと思うか?って。言っておくけどダジャレじゃないからね。」
「大宇宙では私たちのような炭素の有機体は少数派なのよ。『岩』が意識も生命も持ってるの。」
「へえー。難しいことはわかんなーい。なんのはなしですか?」
「でも私に何をしろって言うの?」
ロケットは土星の輪っかの氷の粒の一つに着陸した。
「氷の粒」と言っても大きめの小惑星ぐらいはある大きさだ。
ちょうど太陽が土星の本体から少し顔を出した。輪っかの氷や塵の粒たちがダイヤモンドダストのように光っている。
地球で見る日の出とは違うとてつもない大迫力のパノラマ画面だ。
もう一人の主婦が幸子を待っていた。
彼女の名は『スペースカーラー雪子』。
「後半へつづくー!」(のか?・・)
続きはノープランです。続くかどうかは判りません(笑)🍵
ただ考えの発端となったのは
岩石が意識を持っていたら今の地球をどう思うのだろうか?
どう人類に忠告を与えるのだろうか?
ということです。判りにくい話で失礼しました。
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#なんのはなしですか
ではまた。
みなさんにいいことがありますように。