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フランスで舞台制作の技術通訳
はい、ニッチな職種です。
さらに言うと通訳言語は主に日本語ーフランス語でさらにニッチです。
主な業務はパリを中心とした劇場において日本の舞台作品上演される際に現場で現地技術スタッフと日本人スタッフの間での技術通訳となります。この業務に従事してかれこれ10年以上です。
フランスでも、日本でも、舞台芸術の世界には独特の用語が存在しているのでそれを両言語で理解し、さらに制作の流れ、
搬入→舞台の仕込→リハ→本番→バラシ→搬出の一連の作業を限られた時間の中で確実に遂行しなければいけないので、この業界での経験がないと難しい業種といえると思います。
厳しい条件での業務を強いられる部分もありますが、もともと舞台芸術が大好きなのと、職人的な気質舞台の裏方さんを憧れとしてみているところもあり、この仕事にとてもやりがいを感じています。
技術通訳のみならず、制作側にも回ることがあるので仕事の内容は「舞台」というくくりながら多岐にわたりますが、やっぱり一番好きなのは現場です。
この仕事の醍醐味、それは
仕事の仕方も、考え方も結構違うフランス人と日本人が限られた時間の中一緒に一つの目的に向かって試行錯誤しながら舞台を作り上げるのを目撃できることです。
そんな仕事です。