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大阪湾の迷い子クジラ=「古事記」敦賀湾・「鼻毀(やぶ)りしイルカ一浦に依れり…血浦と謂(言)いき」(仲哀天皇記)

 大阪湾のクジラの受難は、おおよそ1800年前に若狭の国、敦賀湾で起きたイルカの大量死…と同じなんですね。
 では、この逸話はどのような状況だったのでしょうか?
 神功皇后の子、忍熊王の反乱が、入水死で終わった後に、禊(みそぎ)として若狭の国を通った時でした。その地の『和気大神』が武内宿祢の夢枕に現れて「浜に行幸するよう」にと言った。
 次の日の朝、浜に行幸すると、上記のようなイルカの大量死に出会った話です。
 そのイルカの鼻から出た血で臭かったようです。


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