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【日本古代史】連載その26:海を越えてやって来た神々―【天孫降臨】とは、何だったのか? 天孫は…天子の子

天子➡天孫➡天児   子、孫、児

 
 すでに本noteで記載済みではあるが、日本の歴史でよく登場する
  天孫降臨
について、再度明らかにしておく。

【天子】

中国で用いられた君主の称号。すなわち、国王を指す。天下を治める者の意
である。
 そうすると、国王の子供などはどのように表されるか。

【天孫】

(国王)天子の子たちである。すなわち子の子、孫である。

【天児】

(国王の)兵を表す。児とは、若者、男子を指す。

以上のように、並べて書くと意味は分かりやすい。 

天子➡天孫➡天児

のように中国では表現される。
【降臨】
何か神聖な存在がこちらに降りてくる、と言う意味。偉い人が登場することを、敬って、その出席をいう語である。
 従って、日本各地に例えば、王族の偉い人達がやって来ることも
【天孫降臨】というので、
各地に【天孫降臨の地】があることは不思議なことでは無い。
もう一つ、中臣(鎌足が有名で、藤原氏の始祖)の祖は、天児屋命(あめのこやねのみこと)とされているが、これからすれば、王族の兵であったことが分かる。


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