マイナカードめぐる混乱…撤退決断こそ勇気あるリーダー・猪の突破は愚の骨頂
マイナンバーカードの騒ぎは収まる気配がない。モグラ叩きのように出てくる不具合に個別に対応する終わりなき戦いには何時終止符が打てるのだろう。
リーダーは『負け戦』であることを感じ取ったときは、躊躇なく『撤退の英断』を下さなければならない。
第二次大戦でも、敗色を認めない軍部が政治的にも戦闘を継続した。このために時間が長くなれば成るほど、被害は甚大になる。
当初から無謀な戦いと見られていたにも拘らず、戦争に突入した。
最後は、『勝つまでは欲しがりません』と言いつつ、多くの戦士が飢餓とマラリアで戦う事も出来ずに海外で死んで行った。
決断をしない、させない戦いになってしまうと、最後の一兵卒になるまで戦う…単なる精神論だけで終わった。
誰も決断せず、誰も言えず。この国はピンチに英雄の生まれない国民性なのだろう。
歴史的にも、織田信長軍勢の負け戦の『殿(しんがり)』を勤めた豊臣秀吉はその功績を認められて出世した。
戦において、戦局我に利あらず、この時『殿(しんがり)』を上手く任命して、サッサと負け戦を終わらせなければ、『一億総玉砕』になって、時間とお金の浪費で他に残るものは無い。
戦局を読み、進むべきか、退くべきかを決めるのも『経験ある』リーダー。
日本はこのまま国民に大混乱を与えて借金だけを国民が背負うことになる。