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ポエム帳

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酔っぱらったときに書きます。
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2022年2月の記事一覧

忘れられた部屋で

 誰にも会わないまま、人々の生活を窓から見守るばかりの夕暮れに、私は友人と電話の約束をした。陽が沈んでからも、しばらく窓辺のベッドに腰掛けていると、何も聞こえない夜のはじまりが頬につめたかった。
 質素な夕餉をこしらえて、熱い風呂に入り、それでも少し時間があまったので、文庫本を開いてみたが、活字の群れは目の上を滑り、そうしているうちに約束の時間がきた。
 小さな丸いグラスに氷を落として、安い酒を注

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