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ポエム帳

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酔っぱらったときに書きます。
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2015年12月の記事一覧

あのレコードが聞こえたら

 ずっと、考える子供でした。親の言葉も、友達の視線も、好きなあの子のウインクも、その裏に潜む幾つかの意味を汲み取ろうと、あどけない顔して懊悩する子供でした。人はどこかで間違ってしまう生き物です。それが十歳なのか、十五歳なのか、それとも二十歳なのか、そんなだけの違いで、いつかは間違ってしまうものなのです。だから私が特別にあの青黒い病におかされて、それきり立ち直れずに大人になったのかと云えば、それは少

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停車駅

 夜の中をひたすら走った。十二月の風を切って冷たい汗が流れた。踏切が点滅を始めて、音割れのした駅員の声が遠くホームにこだまする。駅舎からぞろぞろと湧き出てくる疲れた労働者達を避けながら、私は二番線に駆け下りた。ベンチに座り、マフラーを外した。汗も引かないままに電車が滑り込んでくる。脱いだ上着を左腕に抱えて、私はそれに乗り込んだ。
 車内はがらんどうですぐに座れた。シートの足元から加減の効かない暖房

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