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ありがとう『ひと色展ツアー@2023』~だいちの魔法~自由詩



~だいちの魔法~



大地に滴る大空のしずく
恵みは最初の一滴
最初の一歩


だいじょうぶの魔法は
君が起きあがる朝に
一歩から少しずつがいい


ちからをたくわえて
むこうをのぞむ初夏
君、たくましい笑顔


こごえた日々に嘆き
干からびて立ち上がれない
それほどの揺れがある心の底


これが大地だ
やさしさは強い心の内側に
きっと芽吹くものと種をまこう


伝えきれない思いも
届かない声援でも
たとえ泥にまみれても


大地の上に
君はいるじゃないか
いつでもどこまでも


大空がひろびろとささやく
大地があるから空は青くいられた
雨は地上で青いみずたまりとなる


ホリゾンブルー “ただよう気ままな色”


川がさらさらささやく
大地があるから透明に流れる
新しき時を海へとそそぐ


大海原がザブザブささやく
大地の上に海がのる、命を育む
すべて海からの子どもたちだと


ブリリアントオレンジ ”夕焼け空の色”


お日さまがさんさんと語る
大地のために朝を呼ぶという
うなだれて疲れた人を夕焼けがそっと包む


お月さまがしんしん語る
大地にひかれて夜の物語をかくという
愛し合う人々の笑顔の幸いを


パーマネントバイオレット ”おだやかな佇まいの色”


星宿のかなしみなら
すべて知っている
大地はそう、すべて


バーントアンバー "力を分けてくれる色" だいちの包容力



君、もうだいじょうぶ
心の大地に立つことは
こんなにも楽しいことなんだ


だいちの魔法は
種まきの魔法
大地に滴る雨の日にも



君は笑顔でいるだろうか




イシノアサミさん主催『ひと色展ツアー2023』
終了しましたね

大切な下書き記事とともにこころで参加できました 

読んでくださった方へ
ありがとうございます

https://note.com/preview/ne8d881c70dbd?prev_access_key=c8f6a24a5ec17d706d95dd155f0aab41







ひと色展に寄せて、前回の作品の続編のつもりで詩をひとつです

バーントアンバーの色の子は魔法使いです
だいちの魔法には、たくさんの色彩が含まれているようにも感じました
生命を育む素敵な色の子ですね

あなたという花の種をまく
大地はすべての始まりなのでしょう

私の想う夏の三原色の青色、橙色、紫色、イメージに近い色の子にも
詩文を飾ってもらいました

イシノアサミさんに感謝申し上げます

いつもありがとうございます♪


べじさん


~884文字~


いただいたお気持ちは、noteの街で創作に励まれている次の方へと循環させていこうと思います。あなたの作品を見たいです。ありがとうございます。